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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アルファクス、アクセルM、ストリーム

アルファクス <日足> 「株探」多機能チャートより
■富士山マガジンサービス <3138>  1,392円  +300 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値
 富士山マガジンサービス<3138>がストップ高。14日の取引終了後、電通<4324>とデジタル雑誌の取次や記事配信サービスを共同で行うことを目的に合弁会社を設立すると発表。合弁会社の名称は「magaport」で、5月上旬の事業開始を目指している。

■アルファクス <3814>  2,591円  +500 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値
 アルファクス・フード・システム<3814>が連日ストップ高。セルフレジ関連の物色人気が高まるなか、同社は14日に低価格の超コンパクトセルフレジ精算機「セルフショット」の販売を4月上旬から開始すると発表。セルフショットは、POSレジシステムを超コンパクト化し、金銭機器部分とあわせても幅275ミリ、奥行き573ミリ、高さ280ミリと業界最小を実現。店舗のさまざまな省人力化オペレーションにも対応している。

■アクセルマーク <3624>  1,601円  +300 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値
 アクセルマーク<3624>がストップ高。14日の取引終了後、仮想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業に参入すると発表しており、これが好感された。昨年末からオンラインエンターテインメント領域でDApp(ブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション)が急速に拡大を始めたことを受けて参入するもので、ユーザーがDApp関連の情報収集を容易にするためのメディア「BLOCKCHAINgame.jp(仮)」の提供や、仮想通貨を用いてブロックチェーンアイテムの交換ができるデジタルアイテム取引所の提供、さらにユーザーが生み出したり、取引で購入したブロックチェーンアイテムを利用して遊べるゲームなどの提供を行う予定という。また、同サービスの魅力や利便性を向上させる施策として、独自のトークン発行が必要であるとしており、ICO(仮想通貨技術を使った資金調達)なども検討するとしている。

■ソーバル <2186>  1,225円  +107 円 (+9.6%)  本日終値
 ソーバル<2186>が大幅高で7連騰。2月2日の昨年来高値1310円を上抜き1カ月半ぶりに上場来高値を更新した。組み込みソフトの受託開発や技術者派遣事業などを手掛けており、人工知能(AI)や自動運転、IoT分野などへの展開に注力。主要顧客の大手電機メーカーからの受注が高水準で18年2月期は営業利益段階で前期比16%増の5億7000万円を見込んでいる。ROEが12%台と高いこともポイントとなっている。

■オプティマスグループ <9268>  2,050円  +175 円 (+9.3%)  本日終値
 オプティマスグループ <9268> [東証2]が急反発。同社は海外向け中古自動車輸出など自動車総合サービスを手掛ける。14日、18年3月期以降の配当方針について、連結配当性向30%程度を目安とすることを明らかにしており、これを好感する買いが向かったようだ。中間配当と期末配当の年2回を基本とする。安定的な事業収益からの株主還元を確保しつつ、安定的な財務基盤の維持と新たな成長のための投資を勘案して配当を実施する方針とした。併せて、ニュージーランドのオークランドに入港した日本発の自動車運搬船からカメムシが発見されたことに端を発した物流の混乱を背景に、18年3月期の連結経常利益を従来予想の16.9億円→13.8億円に18.4%下方修正したが、こちらへの反応は限定的となった。

■ストリーム <3071>  130円  +11 円 (+9.2%)  本日終値
 14日、ストリーム <3071> [東証M]が決算を発表。18年1月期の連結経常利益は前の期比65.3%減の6000万円に落ち込んだが、続く19年1月期は前期比3.2倍の1億9300万円にV字回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期は広告宣伝費の増加に加え、期末滞留在庫の商品評価損を計上したことで大幅減益に沈んだ。今期は主力のインターネット通販で売れ筋商材の確保とアイテム数の充実による在庫の適正化を引き続き進める。また、化粧品事業では会員数拡大を図るほか、ラオックスの免税店向け販売を強化する。

■キーウェア <3799>  1,015円  +58 円 (+6.1%)  本日終値
 キーウェアソリューションズ<3799>が急伸。NECグループのシステム開発会社で運輸、通信、金融、医療、流通、製造、農業など多岐にわたる分野でIT導入を支援する。官公庁向けでも高実績を持つほか、人工知能(AI)分野にも業務提携などで積極的な布石を打っている。前日に2015年7月につけた914円の高値を抜いたことで、視界が一気に開けてきた。2013年9月には2154円の高値をつけており、時価近辺は上値余地が意識されている。

■ユビキタス <3858>  1,110円  +57 円 (+5.4%)  本日終値
 ユビキタス<3858>が急動意。ネットワーク対応のソフト開発を手掛け、IoT関連分野のソリューションに注力している。グループ会社のエーアイコーポレーションが米オンボード・セキュリティ社と公開鍵暗号技術(NTRU)の国内販売総代理店契約を締結していることで、量子コンピューター関連株の一角として人気化素地を持っている。同技術について、米国国立標準技術研究所(NIST)が標準化を検討している量子コンピューター対応公開鍵方式暗号技術の候補として書類選考を通過したとの発表を受け8日に1240円台に買われたが、その後調整を入れていた。足もとは利益確定売り一巡から再度投機資金が流入した。

■ピー・シー・エー <9629>  1,902円  +90 円 (+5.0%) 一時ストップ高   本日終値
 ピー・シー・エー<9629>が後場急騰。午後2時ごろ、中小・中堅企業向けのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の推進に向け、SCSK<9719>と協業すると発表しており、これを好感した買いが入った。ピーシーエーの基幹業務ソフトウエア「PCAシリーズ(会計・販売・仕入・給与・人事・税務・その他)」と、SCSKのエンドユーザー向けWebアプリ作成・運用のクラウドサービス「CELF(セルフ)」の独自RPAエンジンを組み合わせて、中小・中堅企業向けにRPA活用方法の検討およびRPAソリューション提供に向け、3月から実効性検証を実施するという。また、同検証を踏まえ、「CELF」のRPAエンジンを4月から提供開始するとしている。

●ストップ高銘柄
 エムケー精工 <5906>  553円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 enish <3667>  1,147円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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