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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オプトHD、Vテク、カプコン

オプトHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■オプトホールディング <2389>  1,361円  +132 円 (+10.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 オプトホールディング <2389> が全般軟調相場に逆行し急反発している。日経産業新聞が7日付で「インターネット広告大手のオプトホールディング(HD)は4月、人工知能(AI)システムの開発受託サービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「同社は世界各地のAI技術者を集めた会員組織を運営している。企業が求めるシステムを会員にコンテスト形式で競わせ、優れたものを採用できるようにする。システムの品質向上や開発期間の短縮につながる」という。急速に拡大する企業のAIニーズの取り込みによる業績への寄与に期待する買いが向かった。

■ブイ・テクノロジー <7717>  30,400円  +2,450 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ブイ・テクノロジー<7717>は大幅続伸。同社は6日取引終了後、同社グループが複数の海外大手ディスプレーメーカーから、製造装置を約170億円(円建て受注のため、為替レート変動の影響はない)で受注したと発表した。この受注による今期業績見通しへの影響は軽微で、来期以降の業績に貢献する見通しとしている。

■カプコン <9697>  4,645円  +245 円 (+5.6%)  11:30現在
 6日、カプコン <9697> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■京三製作所 <6742>  743円  +27 円 (+3.8%)  11:30現在
 京三製作所<6742>が鉄道のホームドア関連銘柄として買われている。JR東日本<9020>が6日、2032年度末ごろまでに東京圏在来線の主要路線の243駅にホームドアを設置すると発表したことが、ビジネスチャンスと受け止められているようだ。

■電通 <4324>  4,750円  +155 円 (+3.4%)  11:30現在
 電通 <4324> が全般軟調相場に逆行し大幅続伸している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が6日付で同社の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエート(強気)」に引き上げ、目標株価を4620円→6270円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、19年12月期以降、国内事業の収益回復や海外事業の2ケタ収益拡大により、全体で安定的な収益拡大局面に入ると指摘。18年12月期~22年12月期のEBITDA予想を年平均5.2%増と安定成長予想に上方修正し、国内外の事業環境に対する不透明感もほぼ払拭できる状況になるという、強気のシナリオに変更した。

■東芝機械 <6104>  750円  +18 円 (+2.5%)  11:30現在
 東芝機械 <6104> が続伸。世界最大級の資産運用会社である米ブラックロック・ジャパンが6日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.23%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■カナミックネットワーク <3939>  4,425円  +105 円 (+2.4%)  11:30現在
 カナミックネットワーク <3939> [東証M]は続伸。6日、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。あわせて、18年9月期上期(17年10月-18年3月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.5億円→2億円に33.3%上方修正し、従来の11.8%減益予想から一転して17.6%増益見通しとなったことも好感された。利益率の高い医療・介護関連クラウドサービスの販売が想定より伸びた。また、予定していた投資時期が下期にずれ込んだことも上振れの要因となった。

■RSテクノ <3445>  6,840円  -1,330 円 (-16.3%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 6日、RS Technologies <3445> が122万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限24万2000株の第三者割当増資を実施するほか、既存株主による39万8000株の株式売り出しを行うと発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約13%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は3月13日から15日までのいずれかの日に決定。最大で約105億円の調達資金については、借入金返済や設備投資資金などに充てる。

■昭和電工 <4004>  4,600円  -235 円 (-4.9%)  11:30現在  東証1部 下落率10位
 6日、昭和電工 <4004> が海外募集による600万株の自己株処分を実施すると発表したことが売り材料視された。処分株式数は発行済み株式数の約4%となり、株式の需給悪化が懸念された。処分価格は5日終値4835円に対し6.02%ディスカウントされた4544円。

■NEW ART <7638>  38円  +7 円 (+22.6%)  11:30現在
 NEW ART <7638> [JQ]が急騰。6日、香港子会社がICO(仮想通貨を利用した資金調達)を実施すると発表しており、新たな資金調達による事業拡大に期待する買いが向かった。同社は3月15日から6月20日を販売期間として、ICOにおける新規発行トークン「ニューアートコイン」の販売を始める。調達資金は最大150億円で、宝石店・エステ店の新規出店、企業との事業提携・買収資金、ブロックチェーンによるダイヤモンド取引プラットフォームの開発、マイニングマシンの調達、仮想通貨プラットフォームの開発に充てるとしている。

■高見サイ <6424>  1,116円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]がストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。東日本旅客鉄道 <9020> が6日、ホームドア整備のペースアップを図り、2032年度末をメドに東京圏在来線の主要路線全330駅に整備すると発表。これを受けて、ホームドアの製造を手掛ける同社に業績拡大を期待する買いが殺到した。

■ブロードバンドタワー <3776>  197円  +11 円 (+5.9%)  11:30現在
 ブロードバンドタワー<3776>が続伸している。同社は6日、米デルの日本法人とEMCジャパン(東京都渋谷区)が開発・製造を行うNASストレージシリーズの第6世代製品「Dell EMC Isilon Generation 6」の販売・サポートで協力すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。BBタワーは、メディア制作や配信ビジネス、製造、建設コンサルタント、保険・証券・金融のフィンテック分野など、事業の特性によって日々増大する大量のデータを利用・保持する業界を念頭に、「Dell EMC Isilon Generation 6」を、構築・運用・保守サービスとともに提供するとしている。

■新川 <6274>  1,300円  +70 円 (+5.7%)  11:30現在
 新川 <6274> が続伸。世界最大級の資産運用会社である米ブラックロック・ジャパンが6日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.26%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■構造計画研究所 <4748>  2,370円  +110 円 (+4.9%)  11:30現在
 構造計画研究所<4748>が大幅続伸し、昨年来高値を更新した。レノボ・エンタープライズソリューションズ(東京都千代田区)は6日、HPC/AI向けプラットフォームソリューションの拡充などを発表。このなかで、構造計画が出資しているGDEPソリューションズ(東京都文京区)との協業を開始するとしていることが思惑買いにつながっているようだ。これについてGDEPソリューションズは、レノボがAI(人工知能)向けプラットフォームの提供開始にあたり、構造計画による機械学習コンサルティングも含め顧客への導入支援で協業できることを歓迎するとコメントしている。

●ストップ高銘柄
 ASJ <2351>  1,722円  +300 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 スパンクリト <5277>  546円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   11:30現在
 免疫生物研究所 <4570>  1,133円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在
 総医研ホールディングス <2385>  784円  +100 円 (+14.6%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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