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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ゴルドウイン、ラクオリア、SUMCO

ゴルドウイン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ゴールドウイン <8111>  12,680円  +2,260 円 (+21.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 6日、ゴールドウイン <8111> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比74.6%増の67.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。防寒衣料などが好調だった主力のアウトドアブランドが売上を牽引する形で、2ケタ増収を達成。好採算な直営店や自社ネット通販の売上拡大に加え、発注管理の強化による販売ロス削減なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の56億円→69億円に23.2%上方修正し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、期末一括配当を従来計画の75円→85円(前期は65円)に増額修正したことも支援材料となった。また、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■ラクオリア創薬 <4579>  2,985円  +489 円 (+19.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 ラクオリア創薬<4579>に買い人気集中。同社は疼痛疾患に強みを持つ創薬ベンチャー。6日取引終了後、17年12月期の連結業績予想の修正を発表したが、売上高を13億300万円から14億1900万円へ上乗せする一方、営業損益を2億9800万円の赤字から1億5000万円の赤字へ、最終損益を3億2900万円の赤字から5800万円の赤字へ上方修正した。契約一時金とマイルストン収入、ロイヤルティー収入が増加したことが売り上げ拡大と損益改善につながった。これを材料視する買いを呼び込む形となっている。

■サンケン電気 <6707>  886円  +137 円 (+18.3%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 サンケン電気 <6707> が急反騰し、昨年来高値を更新した。6日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の88.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の半導体デバイス事業でエアコンなどの白物家電向けIC(集積回路)の好調が続いたうえ、自動車向けICやセンサー製品の販売も伸びたことが寄与。円安による採算改善や為替差損益の好転なども増益に大きく貢献した。

■西尾レントオール <9699>  3,865円  +590 円 (+18.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 建設機械レンタル大手の西尾レントオール <9699> が急反騰。6日に発表した18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比31.0%増の46.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。首都圏を中心とした現場の大型化を背景に、高所作業機や揚重機の販売が拡大したほか、イベント向けステージ用部材、建設現場の積雪対策としての大型仮設テントなども伸びた。また、減価償却方法を定額法に変更したことも増益の要因となった。上期計画の75億円に対する進捗率は62.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■セガサミー <6460>  1,531円  +179 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 セガサミーホールディングス <6460> が2月6日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.3%減の243億円に落ち込んだが、通期計画の100億円に対する進捗率が243.2%とすでに上回り、さらに5年平均の85.4%も超えた。
  ⇒⇒セガサミーの詳しい業績推移表を見る

■SUMCO <3436>  2,970円  +310 円 (+11.7%)  11:30現在
 SUMCO<3436>が急反騰。6日の取引終了後、17年12月期の連結決算を発表しており、売上高2606億2700万円(前の期比23.3%増)、営業利益420億8500万円(同3.0倍)、純利益270億1600万円(同4.1倍)と大幅増益だったことが好感されている。スマートフォンの高機能化やデータセンター増強に伴う需要が活発で300ミリウエハーが好調に推移したほか、200ミリ以下の小口径ウエハーも自動車・産業・IoT向けが牽引し、春先以降は需給がひっ迫した。また、300ミリウエハーの値戻しが進んだことも寄与した。なお、期末配当は従来予想の16円から2円増額して18円とし、年間配当は28円(前の期10円)となる。なお、同社では翌四半期の業績予想のみを発表しており、18年12月期第1四半期は、売上高790億円(前年同期比31.2%増)、営業利益190億円(同2.4倍)、純利益120億円(同3.3倍)を見込む。会社側では顧客の調達意欲は変わらず、全直径で強い需要が続くと予想。また、300ミリウエハーの値戻しが継続するほか、200ミリ、150ミリも本格的な値戻しが始まると想定している。

■カチタス <8919>  3,240円  +318 円 (+10.9%)  11:30現在
 カチタス <8919> が急反騰。6日に昨年12月の新規上場以来、初の決算を発表している。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比55.4%増の51.4億円に拡大して着地、これを好感する買いが入っている。中古住宅の再生販売の件数が前年同期比10.4%増の3591件に拡大したことが寄与。ネット広告の強化によるリフォーム中の契約促進などが奏功した。また、仕入価格の低減や値引き販売の抑制なども大幅増益につながった。

■ニチレキ <5011>  1,400円  +137 円 (+10.9%)  11:30現在
 ニチレキ <5011> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.0%増の39.7億円に伸び、通期計画の60億円に対する進捗率は5年平均の58.0%を上回る66.3%に達した。
  ⇒⇒ニチレキの詳しい業績推移表を見る

■ノリタケ <5331>  5,780円  +550 円 (+10.5%)  11:30現在
 ノリタケカンパニーリミテド<5331>が一時600円を超える上昇をみせた。企業の設備投資意欲の拡大が工業用砥石や焼成炉の需要を押し上げており、同社の収益環境には追い風が強い。6日取引終了後に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算は、売上高が879億500万円(前年同期比10.5%増)と2ケタ増収を確保し、営業利益は40億2700万円(同2.2倍)と倍増した。これを受けて通期業績も増額修正。18年3月期の連結業績予想は売上高を1140億円から1170億円(前期比7.5%増)へ、営業利益を40億円から48億円(同53.9%増)に修正しており、物色人気につながった。

■ケーヒン <7251>  2,385円  +219 円 (+10.1%)  11:30現在
 ケーヒン<7251>は3日ぶりに反発。同社は6日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益を3360億円から3490億円(前期比7.2%増)へ、営業利益を225億円から240億円(同4.6%増)へ、最終利益を142億円から150億円(同35.3%増)へそれぞれ増額した。売上収益では、二輪車・汎用製品および四輪車製品の販売増加や、為替換算上の影響により、前回発表を上回る見込み。利益では、売上増に伴う利益の増加や、為替の影響などにより前回発表を上回る見込み。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上収益2591億4300万円(前年同期比7.9%増)、営業利益203億9500万円(同13.6%増)、最終利益129億2100万円(同70.7%増)だった。

■テレ朝HD <9409>  2,474円  +222 円 (+9.9%)  11:30現在
 テレビ朝日ホールディングス <9409> が急反騰。6日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5%増の184億円で着地。上期時点では8.2%の減益だっただけに、累計でプラスに転じたことが好感されたようだ。インターネットテレビ局「AbemaTV」向けのコンテンツ提供やイベント事業が拡大したほか、「ケツメイシ」のツアー開催で音楽出版事業の収益も伸長。広告収入が減少したテレビ事業の収益悪化を補い、増益を確保した。昨年11月に上方修正した通期計画195億円に対する進捗率は94.8%に達しており、さらなる上振れも期待できる状況にある。

■ゼリア新薬工業 <4559>  2,171円  +161 円 (+8.0%)  11:30現在
 ゼリア新薬工業 <4559> が2月6日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.6%増の48.9億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の50億円→52億円(前期は44.3億円)に4.0%上方修正し、増益率が12.7%増→17.2%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ゼリア新薬工業の詳しい業績推移表を見る

■中山製鋼所 <5408>  730円  +54 円 (+8.0%)  11:30現在
 6日、中山製鋼所 <5408> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比17.8%増の50.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。活況な建築業界や自動車・機械関連の設備需要拡大を背景に、鋼材の販売数量が増加、値上げ効果も収益を押し上げた。鉄スクラップなどの原材料コストや燃料費の上昇を吸収し、2ケタ増益を達成した。併せて、通期の同利益を従来予想の56億円→60億円に7.1%上方修正。今期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目となる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の5円→8円(前期は5円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。

■シップHD <3360>  3,635円  +260 円 (+7.7%)  11:30現在
 シップヘルスケアホールディングス <3360> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.0%増の120億円に伸び、通期計画の171億円に対する進捗率は5年平均の61.2%を上回る70.3%に達した。
  ⇒⇒シップHDの詳しい業績推移表を見る

■ウイン・パートナーズ <3183>  1,565円  +99 円 (+6.8%)  11:30現在
 ウイン・パートナーズ <3183> が急反発している。6日、設立5周年を記念して株主優待実施と配当増額を発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かったようだ。設立5周年記念株主優待は18年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。配当については、従来計画に記念配当2円を上積みする形で、18年3月期の期末一括配当を従来計画の27円→29円(前期は26円)に増額修正した。同時に発表した4-12月期の連結経常利益は前年同期比3.6%増の23億円に伸びた。

■プロパティエージェント <3464>  2,154円  +400 円 (+22.8%) ストップ高   11:30現在
 6日、プロパティエージェント <3464> [東証2]が3月7日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。また、東証2部への市場変更を記念して株主優待を実施すると発表したことも好感された。18年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。

●ストップ高銘柄
 クリエイト <3024>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 UCS <8787>  1,797円  +300 円 (+20.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 テクニカル電子 <6716>  3,060円  +504 円 (+19.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 大村紙業 <3953>  3,125円  +500 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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