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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):アンリツ、アルパイン、ヤマトHD

アンリツ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アンリツ <6754>  1,402円  +95 円 (+7.3%)  本日終値
 アンリツ <6754> が急反騰し、昨年来高値を更新した。同社は30日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比2.2倍の26.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。食品への安全・安心志向の高まりや自動化需要の加速を背景に、国内外でX線を応用した自動検査機の販売が拡大したことが寄与。円安による為替差損益の好転なども大幅増益に貢献した。

■アルパイン <6816>  2,465円  +159 円 (+6.9%)  本日終値
 アルパイン<6816>は反発。同社は30日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を2600億円から2700億円(前期比9.0%増)へ、営業利益を90億円から110億円(同96.0%増)へ、最終利益を48億円から60億円(同22.7%減)へそれぞれ増額した。第3四半期累計期間の実績および第4四半期の売り上げが堅調に推移することが予想されることから、 前回予想の売上高・利益を上回る見込みとなった。そのため、18年3月期通期の連結業績予想について修正する。なお、第4四半期の想定為替レートは1ドル=108円、1ユーロ=127円を前提としており、17年10月30日に公表した為替レートからの変更はない。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高1975億1200万円(前年同期比8.9%増)、営業利益92億7200万円(同2倍)、最終利益57億4700万円(同27.9%減)だった。

■ネクステージ <3186>  1,059円  +63 円 (+6.3%)  本日終値
 ネクステージ<3186>が大幅続伸し上場来高値を更新した。東海東京調査センターが30日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を760円から1200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、18年11月期の小売販売台数を前期比20.6%増の5万5000台と予想しており、営業利益は35.3%増と、会社計画の同9.4%増比で上振れを予想。また、19年11月期は同36.2%増を見込んでいる。

■ハウス食品グループ本社 <2810>  3,795円  +220 円 (+6.2%)  本日終値
 ハウス食品グループ本社 <2810> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.7%増の151億円に伸び、通期計画の161億円に対する進捗率は94.2%に達し、5年平均の87.9%も上回った。
  ⇒⇒ハウス食品グループ本社の詳しい業績推移表を見る

■ヤマトホールディングス <9064>  2,812円  +159 円 (+6.0%)  本日終値
 ヤマトホールディングス <9064> が続急伸し、昨年来高値を更新した。30日、18年3月期の連結経常利益を従来予想の250億円→310億円に24.0%上方修正。減益率が28.3%減→11.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。荷物の総量コントロール実施などで第3四半期に宅急便の取扱数量が減少に転じた一方、大口顧客への運賃の見直し交渉が進んだことで単価が上昇し、採算が想定より上向く見込みとなった。

■綿半ホールディングス <3199>  4,480円  +245 円 (+5.8%)  本日終値
 綿半ホールディングス <3199> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比19.9%増の18.5億円に伸び、通期計画の21億円に対する進捗率は87.8%に達し、3年平均の79.8%も上回った。同時に、期末一括配当を従来計画の26円→31円(前期は26円)に増額修正した。
  ⇒⇒綿半ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■アドバンテスト <6857>  2,322円  +125 円 (+5.7%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>が大幅反発。30日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を1800億円から1950億円(前期比25.1%増)へ、営業利益を180億円から200億円(同43.8%増)へ、純利益を145億円から150億円(同5.6%増)へ上方修正したことが好感された。非メモリ半導体用テストシステムで車載半導体やディスプレードライバ向けに高水準の需要が続くとみられるほか、停滞していたスマートフォン関連の試験装置需要が昨年末から持ち直し、第4四半期に一層の市況改善が見込まれることが要因。また、メモリ半導体用テストシステムも不揮発性メモリ向け、DRAM向けとも高水準の需要が続く見通しで、これらが収益を押し上げるという。なお、想定為替レートは1ドル=110円から111円へ、1ユーロ=130円から129円へ見直している。同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高1392億8800万円(前年同期比29.5%増)、営業利益106億4500万円(同14.6%増)、純利益74億7300万円(同1.4%増)だった。

■イー・ギャランティ <8771>  3,915円  +195 円 (+5.2%)  本日終値
 イー・ギャランティ <8771> が1月30日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.4%増の16.6億円に伸びたが、通期計画の23億円に対する進捗率は72.5%にとどまり、5年平均の75.5%も下回った。同時に、期末一括配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。
  ⇒⇒イー・ギャランティの詳しい業績推移表を見る

■JUKI <6440>  2,074円  +102 円 (+5.2%)  本日終値
 JUKI<6440>が反発。30日の取引終了後、集計中の17年12月期連結業績について、売上高が従来予想の1010億円から1035億円(前の期比5.9%増)へ、営業利益が60億円から80億円(同72.0%増)へ、純利益が35億円から55億円(同2.9倍)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。中国市場における産業装置の需要拡大や、縫製機器のハイエンド分野での拡大、内需を中心に受託加工などグループ事業の需要拡大が売上高・利益を押し上げた。また、想定為替レート(1ドル=105円)に比べて円安基調で推移したことも寄与した。

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