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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日本M&A、菱電商、LINE

日本M&A <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本M&Aセンター <2127>  6,500円  +290 円 (+4.7%)  本日終値
 30日、日本M&Aセンター <2127> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上や投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に18年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→113億円に13.0%上方修正。増益率が10.3%増→24.6%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことも好感された。中小企業の事業承継など旺盛なM&A需要を背景に、M&A成約件数が伸び、売上が計画を12.2%も上回ることが利益を押し上げる。

■菱電商事 <8084>  1,920円  +76 円 (+4.1%)  本日終値
 菱電商事<8084>が大幅反発。午前11時ごろ、18年3月期の連結業績予想について、売上高を2275億円から2333億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を36億円から45億円(同64.8%増)へ、純利益を25億円から32億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。FAシステム事業やエレクトロニクス事業が引き続き好調に推移していることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来22円を予定していた期末配当を26円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高1726億5100万円(前年同期比11.3%増)、営業利益33億7100万円(同2.4倍)、純利益24億7800万円(同3.2倍)だった。

■LINE <3938>  5,170円  +130 円 (+2.6%)  本日終値
 LINE<3938>が3日続伸。この日朝方、金融事業領域の強化のため、新会社「LINE Financial」を10日に設立したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同社ではコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」に続いて、仮想通貨交換や取引所、ローン、保険などさまざまな金融関連のサービスを提供する準備を進めており、新会社はこれらを進め新サービスの構築・提供を図るのが目的。また、ブロックチェーン技術などの研究開発も積極的に推進するとしている。なお、仮想通貨事業に関しては、既に金融庁への仮想通貨交換業者登録のための手続きを開始しており、審査中としている。

■トクヤマ <4043>  3,460円  +25 円 (+0.7%)  本日終値
 トクヤマ<4043>が後場プラス圏に浮上。午後1時ごろ、18年3月期の連結業績予想について、売上高を3000億円から3080億円(前期比3.0%増)へ、営業利益を360億円から390億円(同1.2%増)へ、純利益を130億円から150億円(同71.2%減)へ上方修正したことが好感された。クロルアルカリを中心とする化成品や、半導体向け電子材料製品が計画を上回る水準で推移していることが要因という。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高2260億9000万円(前年同期比3.7%増)、営業利益301億5000万円(同6.6%増)、純利益73億4200万円(同70.5%減)だった。

■東京エネシス <1945>  1,108円  -157 円 (-12.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 東京エネシス <1945> が1月30日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.9%減の24.3億円に減り、通期計画の60億円に対する進捗率は40.5%にとどまり、5年平均の54.1%も下回った。
  ⇒⇒東京エネシスの詳しい業績推移表を見る

■九電工 <1959>  5,000円  -650 円 (-11.5%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 九電工 <1959> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.1%増の208億円に伸びたが、通期計画の370億円に対する進捗率は56.3%にとどまり、5年平均の60.0%も下回った。
  ⇒⇒九電工の詳しい業績推移表を見る

■ニチハ <7943>  4,395円  -565 円 (-11.4%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 ニチハ <7943> が1月30日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.2%増の106億円となり、通期計画の140億円に対する進捗率は75.8%に達したものの、5年平均の79.1%を下回った。
  ⇒⇒ニチハの詳しい業績推移表を見る

■メルコホールディングス <6676>  3,775円  -420 円 (-10.0%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 メルコホールディングス <6676> が1月30日大引け後(15:20)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.6%減の47.8億円に減った。
  ⇒⇒メルコホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■日新電機 <6641>  1,213円  -123 円 (-9.2%)  本日終値
 日新電機 <6641> が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.5%減の109億円に減り、通期計画の150億円に対する進捗率は72.7%にとどまったものの、5年平均の38.3%を上回った。
  ⇒⇒日新電機の詳しい業績推移表を見る

■デジタルアーツ <2326>  4,050円  -370 円 (-8.4%)  本日終値
 デジタルアーツ <2326> が1月30日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.8%増の11.7億円に伸び、通期計画の20億円に対する進捗率は5年平均の56.3%を上回る58.9%に達した。
  ⇒⇒デジタルアーツの詳しい業績推移表を見る

■オイシックスドット大地 <3182>  3,305円  +504 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 オイシックスドット大地<3182>がストップ高。青果物のネット通販を手掛けており、定期宅配サービスが好調に推移している。30日取引終了後、NTTドコモ<9437>の傘下で会員制食品宅配サービスを展開する、らでぃっしゅぼーやの全株式を取得し子会社化することを発表、併せてNTTドコモと資本・業務提携を結んだことがポジティブサプライズとなった。NTTドコモを引受先とする25万株の第三者割当増資を実施する見通しで業容拡大への期待が膨らんだ。

●ストップ高銘柄
 ニチダイ <6467>  1,437円  +300 円 (+26.4%) ストップ高   本日終値
 アール・エス・シー <4664>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 大村紙業 <3953>  2,865円  +500 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 平和紙業 <9929>  708円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 U&C <3557>  6,300円  -1,500 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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