【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 テセック、カイカ、ＨＩＳ (19日大引け後 発表分)

　19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　テセック <6337> 　　★今期経常を89％上方修正、配当も20円増額
　◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→8.5億円に88.9％上方修正。増益率が48.5％増→2.8倍に拡大する見通しとなった。半導体製造装置市場の成長が加速するなか、主力とする半導体検査・測定装置で車載パワーデバイス用の高付加価値品の受注が想定以上に伸びることが寄与。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→40円(前期は20円)に大幅増額修正した。予想PERが23.1倍→11.1倍に急低下する一方、期末配当利回りは2.71％に上昇し、割安感が強まった。

　カイカ <2315> [ＪＱ]　　★今期経常は73％増益へ
　◆17年10月期の連結経常利益は前の期比5.6倍の7.2億円に伸びて着地。続く18年10月期も前期比72.7％増の12.5億円に拡大する見通しとなった。今期は前期に子会社化したシステム開発2社が通期フル寄与するほか、引き続きM&Aや提携を行い、事業規模の拡大を目指す。注力事業であるフィンテック関連ではブロックチェーン技術を活用した仮想通貨ビジネスへの取り組みを加速する。

　ＨＩＳ <9603> 　　★今期最終を18％上方修正
　◆18年10月期の連結最終利益を従来予想の100億円→118億円に18.0％上方修正。減益率が24.6％減→11.0％減に縮小する見通しとなった。子会社が保有する「ウォーターマークホテル札幌」の売却に伴い、売却益が発生することが最終利益上振れの要因。

株探ニュース