【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月13日記)
日経平均株価は、現在が戻り高値2万3382円を越える上げ場面へ入っている場合でも、2万4000円前後、1月上旬頃までで上値を抑えられて、いったん値幅の伴った下げ場面へ入る可能性があります。
そのことを前提とする場合、目先の展開は3通りが考えられます。
現在の上げが12月末、1月上旬頃まで継続する(12月末頃から戻り高値をつける作業へ入る)パターンと、2万3382円を一時的に超えた後、すぐに下降を開始するパターン、本日中に上値を抑えられるパターンです。
2万3382円を一時的に超える展開になる場合、明日頃までの動きとして、戻り高値を越えるはずなので、本日が戻り高値へ接近する程度まで上げる動きにならなければ、この展開はなくなります。
本日上値を抑えられる場合、12月1日の高値2万2994円が意識される格好で上値を抑えられるはずなので、本日が昨日の高値2万2994円を終値で超える動きにならないと考えられます。
本日、寄り付き値が2万2994円以下の場合、寄り付き後に価格が上げても、この辺りで上値を抑えられて、その後、下げ幅の大きな動きに入ると考えられます。
本日以降、堅調に推移するなら、月末まで上昇の流れを継続する可能性を考えておきます。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。
◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。
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