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【市況】【↑】日経平均 大引け| 7日ぶり急反発、先物主導で320円超上昇 (11月16日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  21975.23
高値  22392.13(14:03)
安値  21972.34(09:00)
大引け 22351.12(前日比 +322.80 、 +1.47% )

売買高  17億7416万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0829億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は7日ぶり急反発、先物買い戻しを絡め320円超上昇
 2.朝方は欧米株安受け売り先行も、値ごろ感からの押し目買い優勢に
 3.日経平均は25日移動平均線上で下げ渋り、後場一段高に買われる
 4.値上がり銘柄数は1500強、値がさ株活況で売買代金も3兆円超え
 5.任天堂が大商いで前日の下げ帳消し、アカツキ、双信電はストップ高

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは138ドル安と続落。原油先物価格の下落や税制改革への先行き不透明感から売りが優勢となった。

 東京市場では、朝方は海外株安を受けリスク回避ムードで始まったが、下値は頑強で寄り後は買いが優勢となり急速に切り返しに転じた。

 16日の東京市場は、前日の欧米株市場が全面安で米国株市場ではNYダウが約1ヵ月ぶりの安値圏に沈むなど、リスクオフの流れが強まったことから、本日の東京市場は売り先行で始まった。しかし、日経平均株価は前日まで6日続落でこの間に900円強の下げをみせていたこともあって、寄り後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが優勢となった。日経平均は2万2000円をいったん割り込んだものの下値は頑強で、25日移動平均線を足場に切り返す展開となり、ヘッジファンドによる先物のショートカバーを絡め後場は一段高に買われた。一時350円を超える上昇をみせる場面もあった。東証1部の値上がり銘柄数は1500を超え、値がさ株に買いが集まったことで売買代金も3兆円を上回るなど活況だった。

 個別では、任天堂<7974>が大商いで急反発し、前日の下げを帳消しにする戻り足をみせた。ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>も高い。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>なども上昇した。アカツキ<3932>がストップ高、双信電機<6938>も値幅制限いっぱいに買われた。オハラ<5218>が物色人気、日本製鋼所<5631>、カーリットホールディングス<4275>、セイコーホールディングス<8050>なども売買代金を伴い大きく上昇した。
 半面、SUMCO<3436>が軟調、コマツ<6301>も売りに押された。LIFULL<2120>が急落、マクロミル<3978>、千代田化工建設<6366>も値を下げた。ディー・エル・イー<3686>が下落したほか、ルック<8029>が安く、ツバキ・ナカシマ<6464>、三桜工業<6584>なども売られた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約98円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄は電通 <4324> 、コマツ <6301> 、住友鉱 <5713> 、昭和シェル <5002> 、千代建 <6366> 。押し下げ効果は約7円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は鉱業、金属製品、石油石炭製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)その他製品、(2)ガラス土石製品、(3)情報・通信業、(4)水産・農林業、(5)精密機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)非鉄金属、(2)電気・ガス業、(3)その他金融業、(4)銀行業、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△LINK&M <2170>
 1-9月期(3Q累計)税引き前が30%増益で着地。
△井村屋G <2209> [東証2]
 東証1部に指定替え。
△リネットJ <3556> [東証M]
 今期経常は3.4倍増益へ。
△KLab <3656>
 今期配当は初配当9円を実施。
△パワーファス <5950> [東証2]
 東証が信用規制解除。
△Jエレベータ <6544> [東証M]
 記念株主優待を実施。
△UMCエレ <6615>
 創業50周年記念配当と記念株主優待を実施へ。
△セイコーHD <8050>
 野村証券は目標株価を3900円に引き上げ。
△TBSHD <9401>
 三菱UFJMS証券が投資判断を「ニュートラル」に引き上げ。
△レノバ <9519> [東証M]
 東証本則市場への変更申請を実施と発表。

▼AGS <3648>
 52万株の株式売り出しなどを実施。
▼マクロミル <3978>
 三菱UFJMS証券が業績予想を下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アカツキ <3932> 、(2)双信電機 <6938> 、(3)OATアグリ <4979> 、(4)オルトP <3672> 、(5)オカアイヨン <6294> 、(6)バリューHR <6078> 、(7)オハラ <5218> 、(8)HUG <3676> 、(9)TBSHD <9401> 、(10)日精化 <4362> 。
 値下がり率上位10傑は(1)LIFULL <2120> 、(2)オープンドア <3926> 、(3)愛眼 <9854> 、(4)マクロミル <3978> 、(5)AGS <3648> 、(6)サックスバー <9990> 、(7)ユニプレス <5949> 、(8)千代建 <6366> 、(9)ネクシィーズ <4346> 、(10)フジッコ <2908> 。

【大引け】

 日経平均は前日比322.80円(1.47%)高の2万2351.12円。TOPIXは前日比17.70(1.01%)高の1761.71。出来高は概算で17億7416万株。値上がり銘柄数は1518、値下がり銘柄数は438となった。日経ジャスダック平均は3646.23円(39.76円高)。

[2017年11月16日]

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