市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ダイフク、ツガミ、ネクソン

ダイフク <日足> 「株探」多機能チャートより
■イーエムシステムズ <4820>  2,431円  +250 円 (+11.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は42%増益、今期配当を2円増額修正」が好感された。イーエムシステムズ <4820> が11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の18.2億円に伸び、通期計画の32億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の39.5%も上回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の31円→33円(前期は31円)に増額修正した。
  ⇒⇒イーエムシステムズの詳しい業績推移表を見る

■レーサム <8890>  1,175円  +117 円 (+11.1%)  本日終値
 10日、レーサム <8890> [JQ]が決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比3.6倍の71.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の富裕層向け投資用物件で高価格帯の大型案件を販売し、2.3倍の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の79.5億円に対する進捗率は89.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■三機工業 <1961>  1,452円  +103 円 (+7.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常は2.6倍増益で着地、今期配当を10円増額修正」が好感された。三機工業 <1961> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の9.5億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は前年同期の5.3%を上回る12.7%に達した。同時に、今期の年間配当を従来計画の20円→30円(前期は30円)に大幅増額修正した。
  ⇒⇒三機工業の詳しい業績推移表を見る

■ツガミ <6101>  1,218円  +85 円 (+7.5%)  本日終値
 ツガミ<6101>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、18年3月期の連結業績予想について、売上高を450億円から520億円(前期比26.7%増)へ、営業利益を45億円から60億円(同94.6%増)へ、純利益を29億円から36億円(同36.8%増)へ上方修正したことが好感された。 従来予想で工作機械業界は、国内市場、欧州・米国市場とも緩やかに伸長する一方、中国市場は先行き不透明感が出てくると予想していたが、足もとでは各市場とも総じて堅調に推移していることが要因としている。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高273億7600万円(前年同期比48.8%増)、営業利益33億4700万円(同2.3倍)、純利益22億9600万円(同3.1倍)だった。同時に、上限を100万株(発行済み株数の1.87%)、または11億5000万円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されているようだ。今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしており、取得期間は11月13日から来年3月9日まで。

■ダイフク <6383>  6,290円  +430 円 (+7.3%)  本日終値
 10日、ダイフク <6383> が決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比70.1%増の174億円に拡大して着地したことが買い材料視された。半導体・液晶関連向け搬送装置や物流センター向け自動化システムの受注が大きく伸びたことが寄与。併せて、通期の同利益を従来予想の310億円→380億円に22.6%上方修正。増益率が30.5%増→59.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の52円→62円(前期は42円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■日清食HD <2897>  7,770円  +520 円 (+7.2%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常が38%増益で着地・7-9月期も56%増益」が好感された。日清食品ホールディングス <2897> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比38.0%増の190億円に拡大し、通期計画の370億円に対する進捗率は51.4%に達し、5年平均の41.9%も上回った。
  ⇒⇒日清食HDの詳しい業績推移表を見る

■やまびこ <6250>  1,646円  +110 円 (+7.2%)  本日終値
 10日、農林業機械でシェアトップのやまびこ <6250> が17年12月期(決算期変更により9ヵ月決算)の連結経常利益を従来予想の61億円→67億円に9.8%上方修正したことが買い材料視された。米国のハリケーン上陸に伴う復旧機材としてチェンソー需要が発生したことに加え、円安進行で為替差損益が好転することなども利益を押し上げる。10-12月期の想定為替レートは1ユーロ=120円→130円に見直し、対ドルは1ドル=110円を据え置いた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前期は25円)に増額修正したことも支援材料となった。本日の株価は急騰しているが、いまだ予想PER10倍台、期末配当利回り2%後半と割安感が強く残っている。

■ロランドDG <6789>  3,360円  +215 円 (+6.8%)  本日終値
 10日に決算を発表。「7-9月期(3Q)経常は35%増益」が好感された。ローランド ディー.ジー. <6789> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比22.1%減の25.4億円に減り、通期計画の35億円に対する進捗率は72.6%にとどまり、さらに前年同期の79.5%も下回った。
  ⇒⇒ロランドDGの詳しい業績推移表を見る

■ロート製薬 <4527>  2,880円  +178 円 (+6.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期経常が28%増益で着地・7-9月期も17%増益」が好感された。ロート製薬 <4527> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比28.3%増の87.5億円に伸び、通期計画の169億円に対する進捗率は51.8%に達し、5年平均の43.5%も上回った。
  ⇒⇒ロート製薬の詳しい業績推移表を見る

■ネクソン <3659>  3,370円  +205 円 (+6.5%)  本日終値
 10日、ネクソン <3659> が非開示だった通期の業績予想は連結税引き前利益が前期比84.2%増の867億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しを示したことが買い材料視された。中国でパソコン向けオンラインゲーム「アラド戦記」の課金収入が大きく伸びることが寄与。円安効果なども利益拡大を後押しする。同時に発表した17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比4.0倍の715億円に急拡大して着地した。併せて、発行済み株式数の1.0%にあたる450万株(金額で100億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均