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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):セーレン、IBJ、日本ライフL

セーレン <日足> 「株探」多機能チャートより
■セーレン <3569>  2,157円  +192 円 (+9.8%)  本日終値
 セーレン<3569>が急伸。9日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を1120億円から1150億円(前期比6.4%増)へ、営業利益を97億円から105億円(同8.8%増)へ、純利益を70億円から71億円(同1.1%増)へ上方修正したことが好感された。新車販売が堅調に推移するなか、米国や中国で自動車用シート素材「クオーレ」をはじめとする差別化商品が大きく伸長したことが牽引した。また、スマートフォンやタブレット向け薄型電極材が大きく売り上げを伸ばしたエレクトロニクス事業も好調で、業績向上に貢献した。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高553億4100万円(前年同期比6.4%増)、営業利益50億3300万円(同7.2%増)、純利益33億8000万円(同0.2%増)だった。

■IBJ <6071>  974円  +81 円 (+9.1%)  本日終値
 IBJ<6071>が急騰、上場来高値を更新。同社が手掛ける結婚相談所のフランチャイズ事業が好調で収益を押し上げている。9日取引終了後、17年12月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を92億5900万円から94億1300万円(前期比78.7%増)へ、営業利益を12億8100万円から14億4100万円(同29.7%増)へ、最終利益を8億6200万円から9億8500万円(同35.9%増)へ増額した。業績変化率の高さが際立つが、特にトップラインの伸びが顕著で成長軌道に乗っており、投機資金の攻勢を呼び込んでいる。

■日本ライフライン <7575>  5,160円  +415 円 (+8.8%)  本日終値
 日本ライフライン<7575>が3連騰。SMBC日興証券が9日付で投資評価「1」を継続しつつ、目標株価を5200円から7000円に引き上げたことが好材料視されたようだ。第4四半期以降に競争力のある新製品を複数導入することを織り込み、19年3月期の営業利益予想を120億円から177億円へ、20年3月期を同145億円から205億円へそれぞれ大幅に引き上げたことが要因。従来は新製品の成功可能性が見込み難いことから、アブレーションの成長のみを織り込んでいたが、学会など周辺取材で新製品の成長ポテンシャルと収益貢献への実現可能性が高いと判断したという。

■東和銀行 <8558>  1,324円  +96 円 (+7.8%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常を一転1%増益に上方修正」が好感された。東和銀行 <8558> が11月9日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.3%増の74.6億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の70億円→109億円(前期は107億円)に55.7%上方修正し、一転して1.4%増益見通しとなった。
  ⇒⇒東和銀行の詳しい業績推移表を見る

■タチエス <7239>  2,265円  +164 円 (+7.8%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常を8%上方修正」が好感された。タチエス <7239> が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.9%増の49.6億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→108億円(前期は123億円)に8.0%上方修正し、減益率が18.9%減→12.5%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒タチエスの詳しい業績推移表を見る

■S Foods <2292>  4,560円  +315 円 (+7.4%)  本日終値
 S FOODS<2292>が5日ぶりに急反発。ドイツ証券は9日、同社株の投資判断「バイ」を継続するとともに、目標株価を4650円から4900円に引き上げた。大口顧客のペッパーフードサービス<3053>が「いきなり!ステーキ」の出店を加速しており、今後も大量出店する計画。ペッパーの仕入れに占めるS FOODSのシェアは70%弱と非常に高く、同社に対して「特需をもたらすだろう」と同証券では指摘している。

■丸井グループ <8252>  1,866円  +116 円 (+6.6%)  本日終値
 丸井グループ<8252>が急動意、マドを開けて買われる展開となった。9月以降25日移動平均線をサポートラインとする上値指向を続けていたが、足もと上値追いが加速、10カ月ぶりの年初来高値更新を果たした。9日取引終了後に発表した18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は本業のもうけを示す営業利益が152億7200万円(同16.0%増)と2ケタ成長を確保した。クレジットカードを中心とした金融関連事業が好調で全体に寄与。また、小売り事業では仕入れ主体から賃貸に経営の重心を移しており、これが功を奏してテナントからの賃貸収入増加が業績の押し上げ要因となった。これが株価を強く刺激する格好となっている。

■UTグループ <2146>  2,400円  +145 円 (+6.4%)  本日終値
 9日に決算を発表。「上期経常が35%増益で着地・7-9月期も46%増益」が好感された。UTグループ <2146> [JQ] が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比34.7%増の21.6億円に拡大し、通期計画の41億円に対する進捗率は52.9%に達し、5年平均の39.0%も上回った。
  ⇒⇒UTグループの詳しい業績推移表を見る

■リログループ <8876>  2,969円  +155 円 (+5.5%)  本日終値
 9日に決算を発表。「上期経常が25%増益で着地・7-9月期も36%増益」が好感された。リログループ <8876> が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.7%増の77.1億円に伸びたが、通期計画の165億円に対する進捗率は46.7%となり、5年平均の45.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒リログループの詳しい業績推移表を見る

■東洋建設 <1890>  620円  +32 円 (+5.4%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常を18%上方修正・2期ぶり最高益更新へ」が好感された。東洋建設 <1890> が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比86.9%増の50億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の71億円→84億円(前期は63.2億円)に18.3%上方修正し、増益率が12.2%増→32.8%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒東洋建設の詳しい業績推移表を見る

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