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【材料】ディーエヌエーが大幅反落、上期営業利益は10%減、ブラウザタイトルのユーザ消費額減少続く

ディーエヌエ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ディー・エヌ・エー<2432>が大幅反落。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高733億1400万円(前年同期比4.2%減)、営業利益136億5800万円(同10.3%減)、純利益103億4600万円(同7.9%減)と2ケタ減益となったことが嫌気されている。

 プロ野球横浜DeNAベイスターズの主催試合入場者数が増加したことでスポーツ事業が好調に推移。また、ゲーム事業では任天堂<7974>との協業タイトルも貢献したが、国内のブラウザタイトルにおけるユーザ消費額が減少したことでゲーム事業が苦戦したほか、EC事業で手掛ける旅行予約サイトで追加費用が発生したことも響いた。また、自動運転システムなど新規事業の先行投資も利益を圧迫した。

 なお、第3四半期累計(4~12月)業績予想は、売上高1066億円(前年同期比1.9%減)、営業利益168億円(同10.0%減)、純利益129億円(同55.2%減)を見込む。引き続きゲーム事業の苦戦が予想されるほか、前期にあった海外子会社の解散・精算に関する利益押し上げ要因がなくなった反動も響くようだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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