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【市況】NY株式:ダウ57ドル高、ハイテク決算発表を控えて調整の動き

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は57.77ドル高の23435.01、ナスダックは11.14ポイント安の6716.53で取引を終了した。10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容となり、買いが先行。FOMC結果を見極めたいとの思惑から、午後にかけて上げ幅を縮小した。FOMCでは政策金利は据え置かれたものの、ハリケーンの影響にも関わらず経済活動は好調で景気判断が引き上げられ、12月の利上げを確実視する見方が強まった。一方で、引け後に複数のハイテク企業決算が予定されており、ナスダック総合指数には利益確定の動きが広がった。セクター別では、エネルギーや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や公益事業が下落した。

鉄鋼大手のUSスチール(X)や製薬のアラガン(AGN)は決算内容が好感され、上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は年末商戦の販売計画を発表し、堅調推移。自動車大手のフォード(F)は10月の新車販売台数が好調となり、買われた。一方で、ビデオゲームメーカーのエレクトリック・アーツ(EA)は10-12月期の業績見通しが予想を下回り、下落した。

マーケット終了後にソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)が発表した7-9月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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