市場ニュース

戻る
 

【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ データセク

データセク <日足> 「株探」多機能チャートより

●データセク <3905>  【目標株価】1400円(29日終値703円)

「量子コンピューターでAI大相場の可能性」

 データセクション <3905> [東証M]は上値余地が大きく、700円近辺のもみ合いは仕込み場といえる。同社は人工知能(AI)を活用しソーシャルメディアを中心としたビッグデータ分析などを展開する。時流を映してデータ分析事業は好調に推移しており、17年3月期営業利益は前期比2.8倍の7900万円となったが、18年3月期も2~3割の伸びを確保する公算が大きい。

 現在世界ではスーパーコンピューターでは何千年も要する演算をわずか数時間で完結するとされる「量子コンピューター 」への取り組みが加速している。国内では富士通 <6702> などを中心に成長分野として戦略的に経営資源を振り向ける動きが強まっており、AI分野の発展に際してもキーテクノロジーとして大きな役割を担う可能性が出ている。同社は今後SNSだけでなく、情報セキュリティーやフィンテック自動運転分野など成長領域における業務データのAI分析で業容を拡大させていくビジネスシナリオが有望視されている。これに加えて量子コンピューター実用化となれば、収益成長性は一気に高まることになり、株価の居どころも大きく変わることは必至だ。

 テクニカル的には3月につけた年初来高値1011円が当面の目標となるが、中期的に見ればここは一里塚に過ぎず、2016年5月の高値1384円も通過点とするスケールの大きい相場に発展する可能性もある。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均