【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、豪準備銀行の声明に注目
■弱含み、豪中銀総裁補発言を受けて売り優勢
先週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)のブロック総裁補が、「豪家計債務は非常に高水準で、所得は伸び悩んでおり、経済ショックの影響受けやすくなっている」と発言。政策金利の引き上げには慎重にならざるを得ない状況を示唆したとの見方が広がり、豪ドル売りが優勢になった。取引レンジ:88円02銭-89円68銭。
■弱含みか、豪準備銀行の声明に注目
今週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の早期利上げ観測が後退するなか、10月理事会が注目される。政策金利(1.50%)は据え置き予想だが、今後の政策スタンス、景気認識、豪ドル相場への見解などが焦点になる。8月貿易収支や8月小売売上高の発表も材料になる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3日:豪準備銀行が政策金利発表(1.50%に据え置き予想)
・5日:8月貿易収支(7月:+4.6億豪ドル)
・5日:8月小売売上高(7月:前月比0.0%)
予想レンジ:86円00銭-89円00銭
《FA》
提供:フィスコ