【市況】明日の株式相場見通し=解散・総選挙で神経質な展開、野党間の連携模索に関心
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「安倍首相は、今回の総選挙の勝敗ラインについて“自民・公明の与党合せて過半数の議席維持”としているものの、自民党の現有議席を大きく減少させるような結果になれば、政権運営の困難さが増してくる可能性がある。そこで注目なのが、小池百合子東京都知事率いる“希望の党”と民進党をはじめとする各野党との合流の可能性だ。野党間での連携内容次第では、有権者の投票行動に大きな影響を与えることになる」との見方が出ていた。
27日の東京株式市場は、利益確定の売りを反映して日経平均株価は続落となった。終値は、前日比63円14銭安の2万267円5銭と続落した。
日程面では、中規模オフィスビルなどへの不動産自己投資、不動産賃貸、不動産特化型クラウドファンディングサービスなど手掛けるロードスターキャピタル<3482>が東証マザーズ市場に新規上場する。
このほかに、臨時国会を召集し冒頭に衆院解散、黒田日銀総裁が全国証券大会で講演、8月の建設機械出荷額に注目。海外では、米4~6月期のGDP確定値が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)