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【特集】ドーン Research Memo(4):17/5期も連続増収増益。外注費減少・クラウド事業へのシフトが収益性向上の要因

ドーン <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2017年5月期通期の業績概要
ドーン<2303>の2017年5月期通期の売上高は788百万円(前期比4.6%増)、営業利益125百万円(同16.1%増)、経常利益131百万円(同13.7%増)、当期純利益89百万円(同11.2%減)となった。売上高に関しては、開発人材の制約から受託開発案件の売上が頭打ちとなったものの、防災関連のクラウド利用料収入が順調に増加し、全体として微増となった。利益に関しては、受託開発における外注費が45百万円減少したことや、粗利率の高いクラウド事業の構成が上がったことにより、売上総利益が上がった(対売上比で2.8ポイント上昇)ことが好影響を及ぼし、販管費の増加(対売上比で1.3ポイント増)をこなしての営業・経常増益となった。

当期純利益が前期比11.2%減となったのは、前期決算において繰越欠損金による税控除を行っているためであり、2017年5月期からは通常の税率に戻った。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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