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【市況】明日の株式相場見通し=地政学リスク重荷で買い手控え、安保理緊急会合に関心

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(5日)の東京株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりに対する懸念が継続することが予想され、引き続き買い手控え姿勢の強いなか日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。

 市場関係者からは「北朝鮮でICBM(大陸間弾道ミサイル)などミサイル発射の兆候があることや、米韓両国が米軍の戦略爆撃機や原子力空母の朝鮮半島への派遣などについて協議していることなどが新たに伝えられるなかで、地政学リスクは高まったままだ。日本時間4日夜に開催される国連安全保障理事会の緊急会合で、対北朝鮮への新たな制裁決議が発動されるかどうか、さらにその内容に関心が集まっている。少なくとも、9日の北朝鮮の建国記念日までは投資家の買い手控え姿勢が続きそうだ」との見方が出ていた。

 4日の東京株式市場は、朝方から大きく売り優勢に傾き、押し目に買い向かう動きも限定的となった。日経平均株価は一時、1万9500円台を下回る場面があった。日経平均株価終値は、前週末比183円22銭安の1万9508円25銭と4日ぶり反落した。

 日程面では、9月の日銀当座預金増減要因に注目。海外では、米7月の製造業受注、豪中銀政策金利理事会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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