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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メタップス、そーせい、日東紡

メタップス <日足> 「株探」多機能チャートより
■メタップス <6172>  3,825円  +700 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 メタップス<6172>がストップ高。同社の韓国子会社、メタップス・プラスが仮想通貨取引所「CoinRoom」を18年3月に開設すると一部メディアが報道した。トークン「PlusCoin」も発行し新規仮想通貨公開(ICO)を実施するという。ICOの期間は9月26日から10月10日。この報道を受け、メタップスの株価は値幅制限いっぱいに買われた。同社CEOの佐藤航陽氏はテックビューロが進めるICOソリューション「COMSA」の協議会委員にもなっている。

■そーせいグループ <4565>  9,710円  +630 円 (+6.9%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が反発。この日の寄り前、英子会社ヘプタレス・セラピューティクスと、その提携先である世界大手バイオ医薬品会社であるアラガン社が、アルツハイマー病などの治療薬として開発中の新薬候補である選択的ムスカリンM4受容体作動薬HTL16878について、第1相臨床試験で最初の被験者への投与を実施したと発表しており、開発の進捗への期待感から買いが入ったようだ。HTL16878は、アルツハイマー病などに関連した神経行動学的症状の治療薬として、ヘプタレス社とアラガン社が開発中の経口投与可能な低分子新薬候補。なお、今回の最初の被験者への投与実施に伴い、ヘプタレス社は1500万ドルの開発マイルストンを受け取ることになるとしており、グループ業績への貢献が期待されている。

■日東紡績 <3110>  623円  +40 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 8月31日、日東紡績 <3110> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の78億円→104億円に33.3%上方修正。増益率が4.3%増→39.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。千葉事業センターの遊休部分の売却に伴い、売却益約37億円が発生することが最終利益を押し上げる。

■システナ <2317>  2,653円  +86 円 (+3.4%)  本日終値
 システナ <2317> が大幅続伸し、上場来高値を更新した。8月31日、インフォテリア <3853> [東証M]と「ASTERIA WARP サブスクリプション パートナー契約」を結んだと発表したことが買い材料視された。インフォテリが提供する小規模システムやクラウド型連携を前提とした「ASTERIA WARP Core」を活用したデータ分析導入サービス「Analytics Light」の提供を始める。インフラの準備やデータの収集、分析ツールの導入などが障壁となり、データの利活用に至らない中小企業の需要を取り込む狙いだ。

■サンケン電気 <6707>  578円  +17 円 (+3.0%)  本日終値
 サンケン電気<6707>は3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が8月31日付のリポートで、投資判断「バイ」を継続しながら、目標株価を従来の540円から680円に引き上げている。米子会社の第三者割当増資の影響などを踏まえて、営業利益予想を増額し、当期利益を減額修正している。リポートでは「(1)約317億円の資金調達で抜本的かつ大胆な構造改革が可能になった。(2)旧PS(パワーシステム)事業の構造改革で、パワーシステム部門の損益改善確度が向上。(3)資金調達で米アレグロの実質持分は低下するが株式の希薄化は回避。(4)国内半導体デバイス部門の構造改革と米主要2社の成長戦略が進展」を、エクティストーリーの進展として評価している。

■ANAホールディングス <9202>  419.7円  +11.9 円 (+2.9%)  本日終値
 8月31日、ANAホールディングス <9202> が発行済み株式数(自社株を除く)の7.14%にあたる2億5000万株(金額で700億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間はは9月1日から18年3月31日まで。うち、1億7165万2000株を1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で(買い付け価格は31日終値の407.8円)を買い付ける。併せて、総額1400億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行すると発表したが、売り材料視されなかった。

■住友倉庫 <9303>  745円  +20 円 (+2.8%)  本日終値
 8月31日、住友倉庫 <9303> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.8%にあたる500万株(金額で40億円)を上限に、9月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は31日終値の725円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■コンコルディ <7186>  539.1円  +13.2 円 (+2.5%)  本日終値
 8月31日、コンコルディア・フィナンシャルグループ <7186> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.55%にあたる2000万株(金額で75億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月4日から10月10日まで。

■コナミホールディングス <9766>  5,870円  +140 円 (+2.4%)  本日終値
 コナミホールディングス<9766>は反発。同社はきょう午前、モバイル向け恋愛コミュニケーションゲーム「ラブプラスEVERY」を今冬配信することを決定したと発表した。これを手掛かり材料に短期資金が流入した。9月21日から開催される日本最大のゲーム見本市、東京ゲームショウに出展することも同時に発表しており、業績への寄与が期待されている。同社の株価は7月下旬に大きく調整を入れ、その後約1カ月間にわたり5700円台を軸とするもみ合いを続けているが、売り物もこなれつつあり、往来圏離脱のタイミングが意識されている。

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