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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ペッパー、郵船、国際石開帝石

ペッパー <日足> 「株探」多機能チャートより
■ペッパーフードサービス <3053>  6,970円  +640 円 (+10.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 ペッパーフードサービス<3053>が大幅高で遂に10連騰を記録。この間に、本日の高値との比較で株価水準を2700円強も切り上げており、上昇率は約66%に達した。本日から日々公表銘柄に指定されたが、その影響を微塵も感じさせない強烈な上昇パフォーマンスを演じている。同社は低価格のステーキ店を展開、「ペッパーランチ」や「いきなり!ステーキ」を積極出店し、業績は急拡大途上。ペッパーランチの人気はとどまることを知らず、既存店売り上げが前月(7月)まで57カ月連続で前年実績を上回るという破竹の快進撃を続けている。17年12月期営業利益は前期比2.3倍の21億8500万円を計画。15日に東証2部から東証1部に指定替え、TOPIX組み入れなどを見込んだ投機資金の流入を誘っているほか、8月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施する予定で権利取り狙いの買いも呼び込んでいる。

■日本郵船 <9101>  222円  +7 円 (+3.3%)  11:30現在
 日本郵船<9101>が3日続伸、ボックス相場下限の200円近辺をターニングポイントに8月中旬を境に戻り足を強めている。背景にあるのは、ばら積み船市況の回復だ。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が前週末18日時点で13ポイント高の1260と15日続伸、4月19日以来4カ月ぶりの水準まで回復しており、これが同社株の収益環境の改善を意識させる材料として買いが優勢となっている。商船三井<9104>や川崎汽船<9107>なども買いが先行している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,039円  +13 円 (+1.3%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株の一角が上昇。前週末のWTI原油先物価格が1ドル42セント高と急騰、終値ベースで1バレル=48ドル51セントまで上昇しており、これを好感して米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が上昇した。東京市場でもこの流れが波及し、原油高が収益メリットとなる資源開発セクターに買いを誘導している。

■ビーロット <3452>  2,234円  +400 円 (+21.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 18日に発表した「株主優待制度を新設」が買い材料。
 株主優待制度を新設。17年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
 18日に発表した「東証1部市場変更に向け立会外分売」が買い材料。
 東証1部市場変更に向け、3万株の立会外分売を実施。株式の分布状況改善や流動性向上を図る。

■ジャストプランニング <4287>  865円  +150 円 (+21.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 18日、ジャストプランニング <4287> [JQ]が発行済み株式数の31.5%にあたる193万9954株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月1日。

■サノヤスHD <7022>  296円  +42 円 (+16.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 サノヤスホールディングス<7022>が大幅高。欧州で車を使ったテロとみられる事件が相次ぐなか、グループ会社のサノヤス・エンジニアリングが手掛けるボラード(テロ対策用車止め)への関心が高まっているようだ。サノヤス・エンジニアリングは、ボラード業界でトップクラスの実績を持つ英ATG Access社と代理店契約を結んでおり、ボラードの販売、設置から保守まで包括的に手掛けている。

■Aiming <3911>  651円  +86 円 (+15.2%) 一時ストップ高   11:30現在
 Aiming<3911>がカイ気配で始まり大幅高で4連騰、前週末に12.5%高と急騰したが、その余勢を駆ってきょうも短期資金の攻勢が続いている。同社は18日、スマートフォン向け新作RPG「CARAVAN STORIES」の事前登録者数がわずか数時間で150万人を突破、これを記念して総額150万円分のプレゼントキャンペーンを開始することを発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

■石川製作所 <6208>  1,724円  +193 円 (+12.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 石川製作所<6208>が大幅高で3連騰、5日ぶりに1700円台を回復したほか、豊和工業<6203>、東京計器<7721>などの防衛関連株が上昇、ジャスダック市場では細谷火工<4274>、重松製作所<7980>などが買われている。米韓両軍はきょうから北朝鮮を巡る有事を想定した定例の合同演習を開始する予定で、米朝間の緊張の高まりが改めてマーケットでも意識されており、関連銘柄には短期資金の買いが再び目立つ状況となっている。

■オールアバウト <2454>  1,747円  +147 円 (+9.2%)  11:30現在
 18日、オールアバウト <2454> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の3.23%にあたる43万7500株(金額で7億円)を上限に、21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は18日終値の1600円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■日本ラッド <4736>  1,415円  +108 円 (+8.3%)  11:30現在
 日本ラッド<4736>が大幅高で5連騰と異彩の上げ足。同社株は前週後半17日、18日に連続ストップ高を演じたが、きょうもその勢いが継続している。同社は官公庁や企業向けに業務用ソリューション開発を展開、サイバーセキュリティー関連でも実力を発揮する。前週17日に、産業用コンピューター世界トップシェアのアドバンテック(本社台湾)とインダストリアルIoT分野におけるソリューションの販売で協業することを発表、これが投機資金攻勢の足場となった。時価は昨年10月下旬以来、約10カ月ぶりの1500円台乗せ。

■ファイズ <9325>  6,250円  +460 円 (+7.9%)  11:30現在
 21日午前、ファイズ <9325> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■日本エス・エイチ・エル <4327>  4,200円  +230 円 (+5.8%)  11:30現在
 18日、日本エス・エイチ・エル <4327> [JQ]が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■日進工具 <6157>  1,969円  +92 円 (+4.9%)  11:30現在
 18日、東証が日進工具 <6157> [東証2]を9月8日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。併せて、既存株主による104万3500株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限15万6500株の売り出しを実施すると発表したが売り材料視されなかった。

●ストップ高銘柄
 NF回路 <6864>  1,640円  +300 円 (+22.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 Mipox <5381>  519円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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