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【特集】今週の【上場来高値銘柄】アサヒ、安川電、キーエンスなど63銘柄

キーエンス <月足> 「株探」多機能チャートより

 今週の東京市場は、前週比259円安の1万9470円と5週連続で下落。節目の1万9500円を下回り、5月2日以来約3ヵ月半ぶりの安値水準に沈んだ。5週間の下げ幅は648円に達している。

 週初14日(月)は108円台の円高などが警戒され192円安と4日続落。翌15日(火)は北朝鮮を巡る地政学リスクが薄らぎ216円高と反発したものの、腰の入った買いは続かず、16日(水)、17日(木)と小幅続落。週末18日(金)は白人至上主義を巡る発言で孤立を深めるトランプ政権の先行き不安から手仕舞い売りが優勢となり、232円安と窓を空けて下落した。

 東京市場が調整色を強める中、逆行高で上場来高値を更新した銘柄は63社だった。前週の88社からは減少したものの、全般相場の地合い悪化とは裏腹になお個別株物色が健在であることを示す水準にある。上場来高値を更新した銘柄は過去の売買による抵抗帯がなく、いわゆる“株価青天井”銘柄として注目される。

 上場来高値を更新した主な銘柄は、7月の「いきなり!ステーキ」既存店売上高が前年同月比27.1%増と拡大基調が続くペッパーフードサービス <3053> 、上期税引き前利益が6倍増益で上振れ着地したネクソン <3659> 、中国の自動化投資を追い風に中長期資金の買いが観測された安川電機 <6506> など。そのほか、アサヒグループホールディングス <2502> 、キーエンス <6861> など22社は先週に続き上場来高値を更新している。

◆業種別の上場来高値を更新した銘柄一覧

● 建設業―――――――――――  2銘柄

<1951> 協エクシオ
<1982> 日比谷設

● 食料品―――――――――――  5銘柄

<2053> 中部飼
<2502> アサヒ
<2607> 不二製油G
<2810> ハウス食G
<2883> 大冷

● 化学――――――――――――  6銘柄

<4911> 資生堂
<4919> ミルボン
<4924> シーズHD
<4927> ポーラHD
<4928> ノエビアHD
<4976> 東洋ドライ [JQ]

● ゴム製品――――――――――  1銘柄

<5184> ニチリン [東証2]

● 機械――――――――――――  3銘柄

<6240> ヤマシン―F
<6340> 渋谷工
<6383> ダイフク

● 電気機器――――――――――  4銘柄

<6506> 安川電
<6785> 鈴木
<6861> キーエンス
<6920> レーザーテク

● 精密機器――――――――――  1銘柄

<7741> HOYA

● その他製品―――――――――  1銘柄

<7839> SHOEI

● 陸運業―――――――――――  1銘柄

<9086> 日立物流

● 情報・通信業――――――――  4銘柄

<2317> システナ
<2484> 夢の街創造 [JQ]
<3659> ネクソン
<9602> 東宝

● 卸売業―――――――――――  5銘柄

<2733> あらた
<3036> アルコニクス
<3053> ペッパー
<3183> ウインP
<8066> 三谷商 [東証2]

● 小売業――――――――――― 14銘柄

<2734> サーラ
<2772> ゲンキー
<3088> マツキヨHD
<3096> オーシャンシ [JQ]
<3097> 物語コーポ
<3141> ウエルシア
<3329> 東和フード [JQ]
<3349> コスモス薬品
<3353> メディ一光 [JQ]
<3391> ツルハHD
<7419> ノジマ
<7453> 良品計画
<7550> ゼンショHD
<7630> 壱番屋

● 証券商品先物――――――――  1銘柄

<7172> JIA [東証M]

● 保険業―――――――――――  1銘柄

<7169> ニュートンF [JQ]

● 不動産業――――――――――  2銘柄

<3271> グローバル社
<4809> パラカ

● サービス業――――――――― 12銘柄

<2127> 日本M&A
<2154> トラスト・T
<2427> アウトソシン
<2429> ワールドHD
<2475> WDB
<4282> EPS
<6055> Jマテリアル
<6062> チャームケア [JQ]
<6087> アビスト
<6089> ウィルG
<6098> リクルート
<8876> リログループ

※15年1月時点で株式を新規公開し、東証1部、2部、マザース、ジャスダック市場に上場する銘柄を対象とした。

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