【市況】東京株式（前引け）＝円高など嫌気して小幅続落、売買代金の低調目立つ

　１７日前引けの日経平均株価は前日比１５円６６銭安の１万９７１３円６２銭と小幅続落。前場の東証１部の売買高概算は７億２６７１万株、売買代金概算は８８１３億９０００万円。値上がり銘柄数は１１２８、対して値下がり銘柄数は７４６、変わらずは１４７銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、買い手控えムードのなか日経平均は小幅に値を下げた。前日の米国株市場ではＮＹダウが高かったものの後半急速に伸び悩んだほか、足もと外国為替市場で円が買われ、１ドル＝１０９円台に入る円高が投資家心理を冷やした。また、市場参加者不足のなかでヘッジファンドなど短期筋の売りが全体相場の重荷。ただ、下値を売り込む動きも見られず、薄商いのなか底堅さも発揮している。中小型株物色は継続しており、値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。売買代金は８８００億円台と低調。

　個別では任天堂<7974>、キーエンス<6861>がしっかり、西武ホールディングス<9024>、ヤフー<4689>などが買いを集めた。ペッパーフードサービス<3053>は８連騰。レーザーテック<6920>が値を飛ばし、日本ケミコン<6997>も大きく上昇した。新日本理化<4406>、東邦亜鉛<5707>も急伸。半面、ＫＬａｂ<3656>が安く、ＳＵＢＡＲＵ<7270>も値を下げた。東京海上ホールディングス<8766>も冴えない。ＪＡＣ　Ｒｅｃｒｕｉｔｍｅｎｔ<2124>が大幅安、ユニ・チャーム<8113>、アコム<8572>なども下落した。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）