【材料】＜注目銘柄＞＝Ｂｒ．ＨＤ、建設事業の手持工事が豊富

　ビーアールホールディングス<1726>は、橋梁向けなどのプレストレストコンクリート工事を手掛ける企業。主力の建設事業で手持工事が増勢基調にある点に注目したい。

　８月９日に発表した１８年３月期第１四半期（４～６月）の連結決算は、経常損益が２億９９００万円の黒字（前年同期は１４００万円の赤字）で着地。業態の特性から第４四半期に完成する工事の割合が大きいことを考えれば、第１四半期時点での黒字化は評価できる。建設事業は前期からの手持工事が順調に進捗しているほか、同期間の受注高も官公庁や高速道路会社などを中心に２４億５８００万円（前年同期比３７．６％増）と伸長。第１四半期末の手持工事は約２５３億円（同３２．９％増）に達している。

　株価は３月２１日に年初来高値４６９円をつけたあと調整局面が続いているが、通期の経常利益予想１４億５０００万円の上振れ期待が高まれば再び上値追いとなる可能性がある。（参）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）