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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ラオックス、サイバダイン、J―HD

ラオックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■ラオックス <8202>  463円  -37 円 (-7.4%)  本日終値
 ラオックス<8202>が7日続落し年初来安値を更新した。14日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を810億円から635億円(前期比1.2%増)へ、営業利益を20億円から1億円(前期9億5500万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気された。インバウンド市場の回復スピードが想定よりも遅く、上期の免税事業におけるレジ通過数は前年同期比5.8%減、レジ通過単価は前年同期比5654円減となり、計画に対して伸び悩んでいることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高281億5300万円(前年同期比19.7%減)、営業損益10億5100万円の赤字(前年同期4億5400万円の黒字)、最終損益11億5700万円の赤字(同4億6400万円の赤字)だった。

■CYBERDYNE <7779>  1,448円  -15 円 (-1.0%)  本日終値
 CYBERDYNE<7779>は5日続落で年初来安値を更新。14日に発表された第1四半期(4~6月)の連結最終損益は2億5800万円の赤字だった。市場予想(2億3000万円の赤字)をやや下回った。医療用ロボットHALの販売は伸び売り上げは拡大したが、研究開発費などが負担となった。市場では、今後の焦点として「日本での医療用HALの使用増加」や「ドイツでの公的医療保険への適用」「米国での米食品医薬品局(FDA)承認の動向」などが挙げられており、来期の黒字転換が予想する見方が出ている。

■ロート製薬 <4527>  2,480円  -17 円 (-0.7%)  本日終値
 ロート製薬<4527>は朝高後、値を消す展開。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株のレーティングを「アンダーウエートウエート」から「ニュートラル」へ引き上げた。目標株価は1900円から2500円に見直した。「国内アイケアとスキンケアの好調による利益率改善」と「訪日顧客需要の取り込みによる業績寄与」を投資判断見直しの理由に挙げている。同証券では、18年3月期の連結営業利益を従来予想の153億円から166億円(会社予想156億円)に見直したほか、19年3月期の同利益は169億円を見込んでいる。

■ジェイホールディングス <2721>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 ジェイホールディングス<2721>がストップ高。14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高19億8300万円(前年同期比6.5倍)、営業利益6100万円(同4.6倍)、純利益7300万円(同3.6倍)と大幅増益だったことが好感された。不動産事業で、前期第4四半期から開始した1棟物不動産販売事業を戦略的事業分野として位置づけるとともに、売買仲介事業を強化し、1棟物不動産10棟の仕入れおよび販売と7件の売買仲介を実施。これにより不動産事業が大幅増収増益となったことが業績を牽引した。なお、17年12月期通期業績予想は、売上高58億5100万円(前期比4.5倍)、営業利益2億円(同9.6倍)、純利益1億7600万円(同8.8倍)の従来見通しを据え置いている。また同時に、第2四半期決算短信において「継続企業の前提に関する重要事象等」および「継続企業の前提に関する注記」に関する記載を解消すると発表したことも好材料視されたようだ。

■IIF <6545>  10,530円  +1,000 円 (+10.5%)  本日終値
 14日、インターネットインフィニティ <6545> [東証M]が9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■リファインバース <6531>  2,710円  +227 円 (+9.1%)  本日終値
 14日、リファインバース <6531> [東証M] が決算を発表。17年6月期の連結経常利益は前の期比6.9%増の2億6400万円で着地。続く18年6月期も前期比22.7%増の3億2400万円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はリフォーム案件や解体工事の受注が増加する産業廃棄物処理事業が収益を牽引する。既存事業の成長に加え、製鋼副資材製造事業も利益成長に貢献する見通しだ。

■LITALICO <6187>  1,594円  +128 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 障害者の就労支援を主力とするLITALICO <6187> が急反発。14日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)が前年同期比26.3%増の1.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は一般就労などを希望する障害者らを対象としたLITALICOワークス事業、発達障害がある児童を対象としたLITALICOジュニア事業を手掛ける。就労移行支援、児童発達支援事業、放課後等デイサービスの拠点拡大を背景に利用者数の増加が続いたことが収益拡大につながった。

■マーケットE <3135>  587円  +42 円 (+7.7%)  本日終値
 マーケットエンタープライズ <3135> [東証M] が急反発。同社は14日に決算を発表。17年6月期の連結経常利益は前の期非連結比95.7%減の400万円に落ち込んだものの、続く18年6月期は前期比13倍の5100万円に回復する見通しとなったことが買い材料視された。今期は農機具など取扱商品の増加や新規拠点開設を背景とする買い取り点数の増加で、17.2%の大幅増収を見込む。Webマーケティング活動の効率化などによる販管費比率の低下も増益に貢献する。

■スマートバリュー <9417>  2,124円  +151 円 (+7.7%)  本日終値
 14日、スマートバリュー <9417> [JQ] が決算を発表。18年6月期の経常利益(非連結)は前期比34.2%増の3億6900万円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力のクラウドソリューション事業で自治体向けクラウドサービスやモビリティIoTサービスの受注を積み上げるほか、自治体や企業と連携した新技術を活用した公共事業の展開による業績拡大を目指す。また、モバイル事業では業務の効率化や店舗品質の強化で収益確保を図る。

●ストップ高銘柄
 デジタルアドベンチャー <4772>  638円  +100 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 ファイズ <9325>  5,610円  +705 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ゼネラル・オイスター <3224>  970円  -300 円 (-23.6%) ストップ安   本日終値
 RVH <6786>  558円  -150 円 (-21.2%) ストップ安   本日終値
 うるる <3979>  3,920円  -700 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値
 リネットJ <3556>  590円  -100 円 (-14.5%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

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