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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 フェローテク、富士フイルム、トレンダーズ (14日大引け後 発表分)

フェローテク <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 フェローテク <6890> [JQ]  ★4-6月期(1Q)好調で今期最高益予想を11%上乗せ
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比77.5%増の17.4億円に拡大して着地。有機ELパネル製造装置向け真空シールや半導体製造装置向け部材の販売が好調だったことが寄与。サーモモジュールが伸びた電子デバイス事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の64億円→71億円に10.9%上方修正。増益率が12.8%増→25.1%増に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。予想PERが12.0倍→11.4倍に低下し、割安感が強まった。

 ● サプライズな決算発表・業績修正

 燦キャピタル <2134> [JQ]  ★今期経常を4.2倍上方修正
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は2億2900万円の黒字(前年同期は3700万円の赤字)に浮上して着地。四半期ベースで経常黒字となったのは13四半期ぶり。千葉県大多喜町での太陽光発電事業に係るアドバイザリー報酬2億円を計上したことが主因。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5300万円→2億2300万円に4.2倍上方修正した。

 富士フイルム <4901>   ★4-6月期(1Q)税引き前は2.4倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.4倍の576億円に急拡大して着地。インスタントカメラ「チェキ」が欧米を中心に好調だったほか、電子材料や産業機材などの販売も伸びた。和光純薬工業の連結子会社化による評価益の発生も利益を大きく押し上げた。

 トレンダーズ <6069> [東証M]  ★4-6月期(1Q)経常は4.6倍増益で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.6倍の5500万円に急拡大して着地。主力のインスタグラムを活用したSNSマーケティング支援や編集型広告の成長が継続したほか、成果報酬型広告、広告運用報酬といった新サービスが順調に立ち上がったことが寄与した。
  上期計画の6000万円に対する進捗率は91.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 TOREX <6616> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
 ◆18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.6億円の黒字(前年同期は3.8億円の赤字)に浮上して着地。産業機器や車載機器向けに小型・省電力電源ICの販売が伸び、9.3%の増収を達成したことが寄与。円安進行で為替差損がなくなったことも黒字浮上に大きく貢献した。
  上期計画の5.5億円に対する進捗率は84.5%に達しており、業績上振れが期待される。

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