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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月28日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、昨日の足型での上ヒゲが示しているように、すでに6月20日の高値2万0318円が強い抵抗になって、日柄と値幅の伴った調整場面へ入っていると考えられます。

 きっかけ次第で下値を掘り下げる動きになる公算です。

 昨日、上値を抑えられているため、本日は積極的に下値を掘り下げる流れができる可能性があります。寄り付き後、すぐに下げるなら、値幅の伴った下げになる可能性を考えておきます。

 なお、本日の価格が上昇して、昨日の高値2万0176円を越える場合、2万0318円を越える可能性が出てきます。

 その場合、一気に上げ幅を拡大して、来週中に2万0318円を突破して、戻り高値を確認して、その一段高が下げのきっかけになると考えられます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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