【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 北興化、インタライフ、サイゼリヤ (11日大引け後 発表分)
北興化 <日足> 「株探」多機能チャートより
11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
北興化 <4992> ★上期経常は53%増益・通期計画を超過、自社株取得も発表
◆17年11月期上期(16年12月-17年5月)の連結経常利益は前年同期比52.6%増の33.8億円に拡大して着地。製造原価の低減や販管費の減少で主力の農薬事業の採算が改善したことが寄与。受取配当金の増加に加え、為替損益が縮小したことも増益に大きく貢献した。通期計画の29億円をすでに16.7%も上回っており、業績上振れが期待される。
併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.3%を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。
インタライフ <1418> [JQ] ★上期経常を一転2.4倍増益に上方修正
◆18年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6000万円→1億6200万円に2.7倍上方修正。従来の11.8%減益予想から一転して2.4倍増益見通しとなった。不動産事業で下期に予定していた事業用不動産の売却が前倒しとなり、売上が計画を19.1%も上回ったことが利益を押し上げた。
パルHD <2726> ★3-5月期(1Q)経常は58%増益で着地
◆18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比58.3%増の25.7億円に拡大して着地。衣料店10店舗、雑貨店15店舗を新規出店したほか、機動的な商品投入が奏功し、6.2%の増収を確保。生産と在庫管理の適正化を進めたことで採算が改善したことも大幅増益に貢献した。上期計画の33.9億円に対する進捗率は75.8%に達しており、業績上振れが期待される。
エヌピーシー <6255> [東証M] ★今期経常を35%上方修正
◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の3億4300万円→4億6400万円に35.3%上方修正。増益率が4.2倍→5.7倍に拡大する見通しとなった。太陽電池関連装置の大型案件の売上計上が来期にずれ込み、売上は計画を下回るものの、原価低減の進展や利益率の高い案件などが寄与し、採算が大きく改善する。
サイゼリヤ <7581> ★9-5月期(3Q累計)経常が40%増益で着地
◆17年8月期第3四半期累計(16年9月-17年5月)の連結経常利益は前年同期比39.8%増の86.1億円に拡大して着地。消費者の節約志向が続くなか、低価格戦略が奏功し国内既存店売上高が前年同期を2.9%上回ったことが寄与。円高による輸入コストの低下に加え、中国の税制変更による営業利益率の改善も大幅増益に貢献した。
併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の0.6%を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。
株探ニュース