【市況】明日の株式相場見通し=日経平均株価は軟調推移、イベントを前に買い手控え
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「福岡県、大分県など北九州を襲った豪雨により、土砂災害など甚大な被害状況が明らかになり、景気悪化への懸念が強まった。これを受け、日経平均株価は後場一段安となり、終値で6月16日以来約3週間ぶりに心理的フシ目の2万円台を割り込んだ。また、下値支持線の25日移動平均線(2万52円32銭=6日)を下回った。早目に2万円台や25日線を回復しないと、調整が長引く可能性がある」との見方が出ていた。
6日の東京株式市場は軟調な推移となった。やや売りに押される展開で始まった後、日経平均株価は下げ幅を広げ、後場に入り一段安で大引けでも2万円台を割り込んだ。日経平均株価終値は、前日比87円57銭安の1万9994円06銭と反落した。
日程面では、5月の消費活動指数、5月の景気動向指数、5月の毎月勤労統計速報値、日銀の「生活意識に関するアンケート調査」の結果、16年度の年金積立金の運用成績に注目。海外では、米6月の雇用統計、G20首脳会議(8日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)