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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オハラ、LIFULL、新光電工

オハラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オハラ <5218>  1,378円  +74 円 (+5.7%)  本日終値
 オハラ<5218>が続伸。同社はきょう、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進める先進光学衛星プロジェクト向けとして、この衛星のプライムメーカーである三菱電機<6503>鎌倉製作所に、極低膨張ガラスセラミックス「クリアセラムZ」を納入したことを明らかにした。「クリアセラムZ」は、温度変化に対する形状変化が極めて小さいゼロ膨張ガラスセラミックス。この衛星に搭載される広域・高分解センサーの大型ミラー材料に使用される予定だとしている。

■Lifull <2120>  867円  +38 円 (+4.6%)  本日終値
 Lifull<2120>が後場急動意、年初来高値を更新した。同社はきょう、楽天<4755>と共同で新会社を設立し、民泊事業に参入すると発表。これが材料視されたようだ。両社が出資する「RAKUTEN LIFULL STAY」(出資比率は楽天51%、Lifull49%)の完全子会社として、「楽天LIFULL STAY」を設立。このほど成立した住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づき、住宅宿泊仲介業者として観光庁長官の登録を受けたうえで、民泊施設を提供したい人と利用したい人を、インターネットを通じて結び付ける新たなプラットフォームを構築するとしている。

■新光電気工業 <6967>  991円  +41 円 (+4.3%)  本日終値
 新光電気工業 <6967> が5連騰し、連日で年初来高値を更新した。SMBC日興証券が21日付で同社の投資判断「2(中立)」を継続し、目標株価690円→1000円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、SPE(半導体製造装置)市場の活況を背景に、静電チャックの需要が回復し、18年3月期営業利益は会社計画を超過すると予想。また、サーバー向けMPU用パッケージの価格が引き上げられれば、プラス材料になると指摘している。同証券では、18年3月期の連結営業利益を58億円→68億円(会社計画は59億円)、19年3月期を65億円→82億円にそれぞれ上方修正した。

■ジェイエイシ <2124>  1,781円  +70 円 (+4.1%)  本日終値
 JAC Recruitment<2124>が大幅高で4日続伸と上値追い基調を強めている。同社は外資系企業向け人材紹介ビジネスを手掛け、高額案件に特徴がある。足もとの業績は好調に推移しており、21日取引終了後に発表した17年5月度の連結売上高は前年同月比16.7%増の11億7394万円と2ケタ伸長をみせた。今期に入って5カ月連続で前年実績を上回っており、5月の伸び率は前月(4月)の6.6%増から10%強上乗せされており、これを評価する買いを集めた。

■M&Aキャピ <6080>  5,910円  +230 円 (+4.1%)  本日終値
 M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が大幅続伸し、約1ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。同社は業績が絶好調で、好業績の中小型株として注目を集めている。今17年9月期の連結経常利益は前期非連結比67.2%増の31.1億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しだ。中小企業の後継者問題などの解決に向けたM&A需要が拡大するなか、前期から持ち越した豊富な案件在庫を背景に、M&A成約件数の急増が続いている。また、昨年10月に子会社化したレコフ、レコフデータの業績上積みも収益を押し上げる。同社は4月に今期業績予想を上方修正したが、中間期実績が修正した通期計画に対して進捗率が74.4%に達しており、さらなる業績上振れも期待できる状況にある。

■朝日インテック <7747>  5,260円  +160 円 (+3.1%)  本日終値
 朝日インテック<7747>が4日続伸。大和証券が21日付のリポートで、投資判断「1」、目標株価7000円でカバレッジを開始したことが好感された。同社はガイドワイヤーをはじめとするカテーテル治療用製品を製造・販売を手掛けている。大和証券では、(1)ガイドワイヤーの対象領域を循環器系から末梢血管、脳血管などまで広げていること、(2)バルーンカテーテルの領域にも進出していること、(3)直販にも注力し、利益を内部に取り込んでいることを評価し、中長期でも高成長を持続するとしている。17年6月期営業利益は会社計画100億5300万円に対して110億円、18年6月期は同125億円、19年6月期は同156億円を見込んでいる。

■村田製作所 <6981>  17,200円  +380 円 (+2.3%)  本日終値
 村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>が連日の年初来高値更新。足もとの為替相場が円高基調となるなかでも堅調展開が続いている。市場では、積層セラミックコンデンサー(MLCC)は需給が逼迫しているとの観測が広がっており、業績改善への期待が強まっている。特に台湾の電子部品メーカー、国巨(ヤゲオ)がMLCCを最大3割値上げすると報じられたことから、MLCC大手の村田製と太陽誘電への見直し買いが引き続き活発化している様子だ。

■ソディック <6143>  1,296円  +27 円 (+2.1%)  本日終値
 ソディック<6143>は3日続伸、新値圏を走っている。放電加工機で世界シェア約30%を誇るトップメーカーだが、中国のスマートフォンメーカーや自動車向け設備投資需要を背景に受注台数が急増しており、4月中旬以降の株価上昇に反映されている。市場では「17年12月期は決算期変更に伴う9カ月の変則決算だが、中国向けの拡大により、比較可能な調整後ベースで営業利益が前期比32%増と急拡大する見通し」(国内中堅証券)としている。時価予想PERは12倍と指標面でも割安感がある。

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