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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:シーズHD、RSテクノ、インベスC

シーズHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■シーズHD <4924>  3,895円  +245 円 (+6.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 シーズ・ホールディングス <4924> が急反発し、上場来高値を更新した。同社は12日に決算を発表。17年7月期第3四半期累計(16年8月-17年4月)の連結経常利益が前年同期比46.5%増の62.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。前期に買収したエステサロンを運営するシーズ・ラボの業績上積みに加え、主力のドクターシーラボ事業で中華圏を中心とするインバウンド需要を取り込んだ「スーパー毛穴ローション」の販売が好調だったことが収益を押し上げた。

■RSテクノ <3445>  9,380円  +520 円 (+5.9%)  11:30現在
 12日、RS Technologies <3445> が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■インベスターズクラウド <1435>  4,725円  +135 円 (+2.9%)  11:30現在
 インベスターズクラウド<1435>が4連騰。12日の取引終了後、子会社のRobot Home(ロボットホーム)が、デュアルタップ<3469>へ「賃貸住宅キット」のOEM提供を行うことになったと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。今回のOEM契約では、デュアルタップはロボットホームの提供するIoTサービス「賃貸住宅キット」を「デュアルタップキット」として、今冬をメドに自社ブランドマンション「XEBEC(ジーベック)」へ導入する。これにより、室内に設置されたセントラルコントローラーで、エアコンやLED照明をはじめとした各種IoT機器の操作が行えるほか、コンシェルジュによる水漏れなどのトラブルや退去時の連絡など、入居者の毎日の生活をサポートするという。

■正栄食品工業 <8079>  3,315円  +85 円 (+2.6%)  11:30現在
 12日、正栄食品工業 <8079> [東証2]が決算を発表。17年10月期上期(16年11月-17年4月)の連結経常利益が前年同期比28.4%増の35.7億円と従来予想の28億円を上回って着地したことが買い材料視された。健康ブームを追い風に国内でナッツ類やドライフルーツが伸びたほか、米国でクルミの販売が好調だったことが寄与。売上増加による工場稼働率の向上や輸出採算の改善なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の48億円→53億円に10.4%上方修正。増益率が3.7%増→14.5%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■太陽誘電 <6976>  1,670円  +39 円 (+2.4%)  11:30現在
 太陽誘電<6976>、TDK<6762>など電子部品株が反発。米国株市場でハイテク株売りの流れが形成され、前日はアップル株が3日続落と調整色を強めており、東京市場でもアップル関連に位置づけられる電子部品セクターには逆風が意識されている。しかし、SMBC日興証券が12日付リポートで太陽誘電、TDKの投資評価をいずれも「2」から「1」に格上げし、目標株価について、太陽誘電は1200円から2100円にTDKは8200円から1万1000円にそれぞれ大幅に引き上げており、これがポジティブサプライズとなって、株価を押し上げる形となった。

■東京個別指導学院 <4745>  1,503円  +35 円 (+2.4%)  11:30現在
 東京個別指導学院<4745>が3日ぶり反発。12日の取引終了後に発表した5月末の在籍生徒数が前年同月比5.0%増の2万6538人となり、順調に生徒数を伸ばしていることが好感されているようだ。第1四半期(3~5月)に東京個別指導学院恵比寿教室、東京個別指導学院五反田教室、Benesse文章表現教室新百合ヶ丘教室、Benesse文章表現教室武蔵浦和教室などを新規に開校したことが寄与した。なお、第1四半期の新規入会者数は前年同期比7.0%増の7553人だった。

■大林組 <1802>  1,263円  +23 円 (+1.9%)  11:30現在
 大林組 <1802> が続伸し年初来高値を更新した。SMBC日興証券が12日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価1300円→1500円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、中期経営計画における持続的成長に向けた意欲を評価。また、土木、建築ともに良好な工事採算が続くことや、エネルギー事業などの子会社業績の貢献を踏まえ、18年3月期の連結営業利益を1260億円→1350億円(会社計画は1345億円)、19年3月期を1270億円→1370億円にそれぞれ上方修正した。

■MonotaRO <3064>  3,785円  +55 円 (+1.5%)  11:30現在
 MonotaRO<3064>が続伸。ドイツ証券は12日、同社株の投資判断「バイ」を継続するとともに、目標株価を3900円から4300円に引き上げた。同社の1~5月累計売上高は前年同期比24.4%増と好調に推移していることを評価。配送コストの増加も比較的軽微にとどまるとみており、17年12月期の連結営業利益予想を従来予想117億1300万円から121億6300万円(会社予想115億9600万円)へ引き上げている。

■日本海洋掘削 <1606>  2,235円  +15 円 (+0.7%)  11:30現在
 日本海洋掘削<1606>が全般軟調相場のなかで上値を指向する強さをみせている。ベトナムでセミサブマーシブル型リグ「HAKURYU-5」による掘削工事を受注、これを好感する形で買いが入った。受注金額は約1400万ドル、売上計上は来期を予定している。また、前日のWTI原油先物価格が25セント高の1バレル=46ドル8セントと続伸していることで、米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどが買われており、これも同社株など資源開発関連に追い風となっている。

■ラクス <3923>  2,466円  +14 円 (+0.6%)  11:30現在
 ラクス<3923>が反発。12日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高(単独)が前年同月比23.2%増となり、高成長を継続していることが好感されているようだ。主力サービスである「楽楽精算」が、グループ企業で複数社導入する事例が増加していることなどを受けて同64.2%増となったほか、「メールディーラー」も17.2%増と大幅に伸長した。

■丸井グループ <8252>  1,695円  +7 円 (+0.4%)  11:30現在
 丸井グループ<8252>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付のリポートで、レーティング「ニュートラル」を継続し、目標株価を1470円から1670円へ引き上げたことが好感されている。小売り事業の賃貸収入への切り替えや、ショッピングと外部加盟店が牽引役となるフィンテック事業の成長などが順調に推移していることを評価。18年3月期営業利益予想を従来の328億円(会社計画350億円)から359億円へ、19年3月期を同355億円から390億円へ、20年3月期を同381億円から412億円へ引き上げた。

■SUMCO <3436>  1,814円  +3 円 (+0.2%)  11:30現在
 SUMCO<3436>は底堅さを発揮している。米国発のハイテク株下落の余波で半導体関連株全般も売り優勢の展開を強いられているが、そのなかで強さをみせている。SMBC日興証券が12日付のリポートで同社株の投資評価を「2」から「1」に格上げすると同時に目標株価を1570円から2260円に大幅に引き上げており、これが押し目買いを誘っている。同証券では、300ミリウエハーの価格について、18年12月期末には16年12月期末対比で4割強の上昇を予想している。タイトな需給バランスを裏付けに、17年の顧客との価格交渉は概ね完了し、平均2割程度の値上げを勝ち取ったとみている。17年12月期の経常利益は前期比3.7倍の365億円(従来予想325億円)予想に大幅増額修正している。

■ジャパンミート <3539>  1,875円  -70 円 (-3.6%)  11:30現在
 ジャパンミート<3539>が反落。12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年8月~17年4月)連結決算が、売上高770億1900万円(前年同期比5.8%増)、営業利益31億7300万円(同9.0%減)、純利益21億8400万円(同4.3%増)となり、特に2~4月期営業利益が前年同期比29%減となったことから、足もとの業績悪化を懸念した売りが出ているようだ。昨年10月に「肉のハナマサ」立川店、12月に「ジャパンミート卸売市場」越谷店、今年3月に「肉のハナマサ」亀戸店などを開店した効果で売上高は伸長したものの、競争激化などによる粗利率の低下や、出店費用や償却費などが利益を圧迫する。なお、17年7月期通期業績予想は、売上高1003億3100万円(前期比3.2%増)、営業利益42億9500万円(同0.3%増)、純利益24億4000万円(同4.6%減)の従来予想を据え置いている。

■セーラー広告 <2156>  391円  +80 円 (+25.7%) ストップ高   11:30現在
 セーラー広告<2156>が急伸してストップ高の391円まで買われ、年初来高値を更新している。12日の取引終了後、従来無配としていた18年3月期の中間配当で記念配当5円を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っているようだ。会社側によると、6月21日付で株式上場10周年を迎えることを記念して実施するという。なお、年間配当は10円(従来予想5円)となり、前期実績の5円に対して5円の増配となる予定だ。

■アプリックス <3727>  621円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 アプリックス<3727>がカイ気配スタートとなっている。12日の取引終了後、チェンジ<3962>と共同で、米アマゾン・ドット・コム(ワシントン州)が提供するクラウドベースの音声認識機能「Alexa」を利用した、各種製品やサービスのUX(ユーザー体験)を改善するための共同研究を6月中に開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。今回の共同研究では、音声による発注が可能となることでeコマースがどのように変化するかについて研究を実施する。両社が相互の強みを持ち寄って共同研究を実施することで、音声で操作できる、UXに優れた新しい製品やサービスを共同で開発し、国内外の顧客に提案していくことが目的としている。

●ストップ高銘柄
 トーセ <4728>  2,103円  +400 円 (+23.5%) ストップ高   11:30現在
 ホロン <7748>  902円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   11:30現在
 アンジェス MG <4563>  603円  +100 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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