市場ニュース

戻る
 

【市況】明日の株式相場見通し=重要イベント控え模様眺め、円高警戒感くすぶる

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(7日)の東京株式市場は、国際政治を巡る複数の重要イベントを間近にして、模様眺め気分が強まるなか、円高警戒感も継続することから弱含みの推移となりそうだ。ただ、3営業日ぶりに日経平均株価が2万円の大台を割り込んだものの、市場には悲観的な見方は少ないようだ。

 市場関係者からは「8日には、英総選挙と欧州中央銀行(ECB)理事会が開催され、トランプ米政権とロシアとの関係を巡る疑惑に関し、米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官の議会証言も予定されるなど、重要イベントが目白押しとなっている。いずれも外国為替相場や、各国の株式市場に影響を与える可能性が取りざたされており、これらの内容が判明するまでは、手控え姿勢持続となりそうだ」との見方が出ていた。

 6日の東京株式市場は利益確定売り圧力が強まり、日経平均株価は円高・ドル安進行を背景に下値を探る動きを余儀なくされ、2万円の大台を3日ぶりに割り込んだ。日経平均株価終値は、前日比190円92銭安の1万9979円90銭と大幅続落した。

 日程面では、4月の景気動向指数、5日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、インド中央銀行の政策決定会合、中国5月末の外貨準備高、豪1~3月期のGDP、OECD経済見通しが焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均