市場ニュース

戻る
 

【市況】明日の株式相場見通し=円高警戒感で軟調推移、目先的な達成感が尾を引く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の東京株式市場は、手掛かり材料不足のなか、外国為替市場での円相場を意識しながらの軟調な推移となりそうだ。前週末に日経平均株価が大幅高して2万円台を回復したことへの目先的な達成感が尾を引きそうだ。

 市場関係者からは「きょうの日経平均株価は、前週末比プラス圏で推移した時間帯も多く、終値も小幅安にとどまった。しかし、東証1部の値下がり銘柄数は1000を超えており、東証株価指数(TOPIX)やJPX日経400に比べて、日経225種指数がリードする相場が続いている。ただ、気になるのは、日経225種銘柄には、円相場で影響を受けやすい自動車、電機、機械など輸出関連の主力株が多く含まれていることだ」との見方が出ていた。

 週明け5日の東京株式市場は朝方やや売り先行。日経平均株価は軟調なスタートとなったものの、その後押し目買いが入りプラス圏での推移が続いた。しかし、大引け間際に利益確定売りが出て結局、わずかながらマイナスとなった。日経平均株価終値は、前週末比6円46銭安の2万170円82銭と3日ぶりの小幅反落となった。

 日程面では、4月の毎月勤労統計速報値、5月の車名別新車販売台数に注目。海外では、豪中央銀行政策金利理事会、南アフリカ1~3月期の国内総生産(GDP)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均