米株
【市況】【投資部門別売買動向】個人信用が大きく買い越しに転じ、外国人も7週連続で買い越す (5月第3週)
ＮＹダウ ＜日足＞ 「株探」多機能チャートより東証が25日に発表した5月第3週(15日～19日)の投資部門別売買動向によると、米株高と為替の円安を追い風に日経平均株価が一時は2万円大台目前に迫ったものの、ロシアを巡るトランプ疑惑で失速したこの週は、海外投資家が7週連続で買い越した。ただ、買越額は301億円と今年最大だった前週の5602億円から急減した。個人投資家は6週ぶりに買い越しに転じ、買越額は166億円。個人現金は7週連続で売り越したものの、個人信用が1006億円と大きく買い越した。証券会社の自己売買部門は4週連続で買い越し、買越額は549億円だった。
一方、投資信託部門は3週連続で売り越し、売越額は1774億円と前週に続き高水準となった。
トランプ疑惑で相場失速する中、個人信用が大きく買い越しに転じ、海外投資家も7週連続で買い越した。
■投資部門別売買代金差額 (5月15日～19日)
東証・名証２市場の１・２部と新興企業向け市場の合計［総合証券ベース（全52社）］
※単位：億円（億円未満切り捨て） ▲は売り越し
海外投資家 信託銀行 個人合計 [ 現金 信用 ] 日経平均 ( 前週比 )
5月 ―――
第3週 301 17 166 [ ▲839 1,006 ] 19,590円 ( -293 円)
第2週 5,602 ▲1,287 ▲5,100 [ ▲5,027 ▲73 ] 19,883円 ( +438 円)
第1週 1,583 ▲144 ▲1,877 [ ▲1,503 ▲374 ] 19,445円 ( +248 円)
4月 ―――
第4週 2,849 ▲6 ▲4,448 [ ▲3,469 ▲978 ] 19,196円 ( +575 円)
第3週 2,770 ▲193 ▲883 [ ▲706 ▲176 ] 18,620円 ( +285 円)
第2週 1,027 ▲10 ▲508 [ ▲621 112 ] 18,335円 ( -329 円)
第1週 908 ▲633 3 [ ▲145 149 ] 18,664円 ( -244 円)
3月 ―――
第5週 ▲549 30 593 [ 432 161 ] 18,909円 ( -353 円)
第4週 ▲3,741 ▲790 3,266 [ 2,237 1,028 ] 19,262円 ( -259 円)
第3週 ▲4,069 ▲1,390 1,328 [ 537 790 ] 19,521円 ( -83 円)
第2週 ▲986 ▲255 ▲975 [ ▲1,418 443 ] 19,604円 ( +135 円)
第1週 ▲796 ▲380 ▲840 [ ▲1,070 229 ] 19,469円 ( +185 円)
2月 ―――
第4週 ▲727 ▲220 ▲409 [ ▲586 177 ] 19,283円 ( +48 円)
第3週 ▲763 ▲539 122 [ ▲761 884 ] 19,234円 ( -144 円)
第2週 1,371 ▲393 ▲1,754 [ ▲1,842 87 ] 19,378円 ( +460 円)
第1週 ▲2,448 ▲595 2,041 [ 622 1,419 ] 18,918円 ( -549 円)
1月 ―――
第4週 ▲2,066 637 ▲1,317 [ ▲1,633 316 ] 19,467円 ( +329 円)
第3週 ▲1,039 507 105 [ ▲437 542 ] 19,137円 ( -149 円)
第2週 1,105 ▲255 67 [ ▲574 642 ] 19,287円 ( -167 円)
第1週 2,326 ▲461 ▲2,424 [ ▲2,385 ▲38 ] 19,454円 ( +339 円)
※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。
※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。
株探ニュース
