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【市況】全般こう着のなか、好業績の中小型株などへの値幅取りが活発/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 19653.96 (-24.32)
TOPIX  : 1567.98 (+0.33)

[後場の投資戦略]

 日経平均は狭いレンジでのこう着が続いており、チャート形状では5日線に上値を抑えられている。米国市場は落ち着いた値動きをみせていたが、英マンチェスター・アリーナでの爆破事件が重しとなっている。また、トランプ米大統領が3月にコーツ国家情報長官らにトランプ陣営とロシア政府の間の共謀の存在を公式に否定するよう求めていた、と米紙ワシントン・ポスト紙が伝えているようである。FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもある、トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒も重しになる。

 日経平均は目先こう着が続くことになり、全般的に利益確定の売りが優勢になりやすいだろう。ただし、個人の物色意欲は強く、好業績の中小型株などへの値幅取りが活発となりそうだ。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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