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【材料】国内大手証券が半導体製造装置業界に関するリポートでAMATの決算が強気な見方を裏付けとコメント

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
 野村証券が、5月18日(日本時間19日)に世界最大の半導体製造装置メーカー、アプライド・マテリアルズ(AMAT)が2~4月期決算を発表したことを受けて、19日付で半導体製造装置業界に関するリポートを発表した。

 リポートによると、AMATの2~4月期は、売上高が前年同期比44.7%増収の35.5億ドルとなり、過去最高となった。半導体製造装置は同51.5%増収、FPD製造装置の売上は同2.1倍となった。半導体製造装置の売り上げ構成は、フラッシュメモリが33%、DRAMが19%、ファウンドリが41%、ロジックが7%で、前四半期比ではメモリの比率が上昇したという。AMATでは、市場は時を追うごとに活性化しており、17年の半導体製造装置市場は400億ドルと、16年の350億ドルから15%近い成長と遂げるとの明るい見通しを示した。

 一方、日本の半導体製造装置業界で、最も強気な市場見通しを示した東京エレクトロン<8035>も4月28日の17年3月期決算説明会で「17年の前工程装置市場は前年比10%以上の成長を遂げ、400億ドルを上回る規模になる」とコメントしている。同証券では、これらAMATの決算と市場見通しは、半導体製造装置全般に対する強気な見方を裏付けるものであったとしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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