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【材料】ジオマテック---17.3期は減収も、営業利益黒字転換、次期も苦しいながらも増益予想

ジオマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

ジオマテック<6907>は15日、17.3期の決算を発表した。売上高が前期比10.7%減の85.98億円、営業利益が1.45億円(前期は0.97億円の営業損失)、経常利益が2.24億円(前期は0.11億円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が22.66億円(前期は0.39億円の親会社株主に帰属する当期純利益)となった。

液晶パネル用帯電防止膜は、期後半にかけ米国メーカーのスマートフォン、タブレット端末向けで受注増加はあったが全体としては減少した。タッチパネル用透明導電膜は、中国メーカーのスマートフォン向けは安定的に推移したが、タブレット端末向け、カーナビゲーション向けは減少した。

その他の事業は、FPD以外の製品・分野への展開を進めるべく、多種多様な製品・分野向けに薄膜製品の販売活動に取り組んだ。

中小型FPD市場は、スマートフォン、タブレット端末が中国市場で飽和感があり厳しい状況で推移すると予想。生産ラインの効率化等競争力の向上と、既存のスマートフォン等情報端末市場向けと、自動車用部品や環境・エネルギー向け等今後成長が期待される市場へ積極的な製品開発、販売展開を行う。

2018年3月期業績予想は、売上高が前期比1.1%減の85.00億円、営業利益が105.8%増の3.00億円、経常利益は42.5%増の3.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益は3.10億円と予想している。

《TN》

 提供:フィスコ

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