【材料】【RIZAPグループ子会社が「16日の値上がり率ランキング“トップ3を独占”」！！】

　

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチアナリストの飯村真由です。

本日16日の株式市場では、RIZAPグループ<2928>の上場子会社が値上がり率ランキングのトップ3を独占しました！！
各社、RIZAPグループ入り後の業績改善が鮮明となったことや、株式分割や株主優待の拡充など積極的な株主還元策を発表したことが大きく評価されています。

★値上がり率1位★
【マルコ<9980>】ストップ高比例配分！
◇5月16日終値：204円（前日比＋32.47％）
◇RIZAPグループ入り時期：2016年7月
◇業績：17年3月期は3期ぶりの黒字転換を達成。18年3月期は営業利益8.9倍を見込む。
◇株主還元策：株主優待の大幅拡充（優待内容の充実、9月末・3月末の年2回へ変更）を発表。
◇分割実施後の配当利回り：100株保有・RIZAPグループ商品該当分のみ・5月16日終値204円を条件に計算した場合の【優待利回りは19.6％】となります。20,400円の投資額に対して1年で合計4,000円分のRIZAPグループ商品を受け取ることができます。(利回りの計算には含みませんが、マルコ20％割引券1枚ももらえます)

★値上がり率2位★
【ジーンズメイト<7448>】ストップ高！
◇5月16日終値：340円（前日比＋30.77％）
◇RIZAPグループ入り時期：2017年2月
◇業績：未定としていた18年3月期業績予想を発表、黒字転換見通しを好感。

★値上がり率3位★
【イデアインターナショナル<3140>】ストップ高比例配分！
◇5月16日終値：1410円（前日比＋27.03％）
◇RIZAPグループ入り時期：2013年9月
◇業績：17年6月期第3四半期決算は大幅増益着地。17年6月期業績予想を営業利益で28.7％の上方修正。
◇株主還元策：1株を2株とする株式分割の実施（基準日は5月31日）、株主優待の大幅拡充(6月末の年1回)、初配実施の方針(金額未定)を発表。
◇分割実施後の配当利回り：100株保有・5月16日終値1410円を条件に計算した場合の【優待利回りは12.8％】となります。141,000円の投資額に対して、分割後は18,000円分のRIZAPグループ商品を受け取ることができます。

～さらに、値上がり率14位にもう1社～
【夢展望<3185>】ストップ高比例配分！
◇5月16日終値：790円（前日比＋14.49％）
◇RIZAPグループ入り時期：2015年3月
◇業績：17年3月期は下期に営業黒字に転じ、18年3月期は通期で黒字化を見込む。
◇株主還元策：1株を2株とする株式分割の実施（基準日は6月30日）、株主優待の新設(9月末、3月末の年2回)を発表。
◇分割実施後の配当利回り：100株保有・RIZAPグループ商品を選択した場合・5月16日終値790円を条件に計算した場合の【優待利回りは20.3％】となります。79,000円の投資額に対して1年で合計16,000円分のRIZAPグループ商品を受け取ることができます。(夢展望のクーポン券を選択することもできます)

★【注目ポイント：RIZAPグループの業績についても理解を深めておきたい！】
親会社RIZAPグループも昨日15日に本決算を発表しています。引き続き主力のRIZAP事業が業績の牽引役となっており、今期18年3月期は売上収益で前期比57.6％増の1502億円、営業利益で同27.4％増の130億円の成長を見込んでいます。

営業利益に関して、理解しておきたいのが「負ののれん」についてです。
◇前期：営業利益は前期比3.2倍の102億円で着地。RIZAP事業を中心とした本業の利益に、「負ののれん」＝M&A実施の際に、純資産以下での買収に成功し、割安購入益として約58億円分がプラスされていました。
◇今期：営業利益は前期比27.4％増の130億円の予想。RIZAP事業の更なる成長に加え、夢展望、ジーンズメイト、パスポート<7577>、ぱど<4833>などの子会社が黒字化する見通しです。そのため、今期は「負ののれん」を除いた利益額が、前期の営業利益102億円を上回る予定になっています。
少し難しいかもしれませんが、簡単に説明すると「今期は、実質的に本業の利益が前期に比べて倍増する計画」となっているのです。

～まとめ～
今回、業績改善を果たした上場子会社が続々と株主還元策を打ち出してきたことはM&A後の大きな成果と言えるでしょう。マルコ、イデアインターナショナル、夢展望の3社がストップ高比例配分となり、多くの買い物を残していることから明日以降の値動きも注目です！

フィスコリサーチアナリスト 飯村 真由

《MW》

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