【材料】ビリングシスは一時１３％高、みずほ銀とスマホ決済アプリに関する業務提携協議を開始

　ビリングシステム<3623>が急伸して始まり、一時、前週末比５３０円（１３．５％）高の４４５０円まで買われている。前週末１２日の取引終了後、みずほ銀行（東京都千代田区）とスマートフォン決済アプリ「ＰａｙＢ」に関する業務提携に向けた協議を開始することで基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　今回合意したのは、ＰａｙＢの機能のうち、まず金融機関やコンビニなどで支払える払込票のバーコードをＰａｙＢアプリのカメラ機能で読み取り、みずほ銀行の預金口座からリアルタイムで決済できるサービスを中心に、検討を進めるというもの。これにより、みずほ銀行に口座を持つ顧客は、公共料金や通信販売など各種の支払いで使われる払込票を、金融機関の窓口やコンビニエンスストアに持参することなく、いつでも、どこでも簡単に支払うことが可能になるという。

　また同時に、ビリングシステムでは第１四半期（１～３月）連結決算を発表しており、売上高４億６１００万円（前年同期比２．６％減）、営業利益４７００万円（同３２．８％減）、最終損益２９００万円の黒字（前年同期１億５９００万円の赤字）だった。なお、１７年１２月期通期業績予想は、売上高２０億９３００万円（前期比１２．２％増）、営業利益１億７５００万円（同２１．３％減）、最終利益９２００万円（前期５５００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）