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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ラウンドワン、イリソ電子、三菱自

ラウンドワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ラウンドワン <4680>  1,071円  +113 円 (+11.8%) 一時ストップ高   本日終値
 ラウンドワン <4680> が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。同社は9日に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比8.4%増の58.5億円になり、続く18年3月期も前期比14.4%増の67億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は成長ドライバーに位置付ける米国で9店舗、国内1店舗の新規出店を計画するほか、5月から値上げを実施し客単価アップを狙う。また、為替差損や支払利息の減少も利益押し上げの要因となる。同時に月次売上速報を発表。4月の既存店売上高は前年同月比4.8%増だったことも好材料視された。

■イリソ電子工業 <6908>  8,120円  +810 円 (+11.1%)  本日終値
 イリソ電子工業<6908>が急騰し年初来高値更新。9日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を発表し、売上高は400億円(前期比6.5%増)、営業利益は72億円(同8.1%増)と、3期ぶりに最高益更新を見込むことが好材料視されている。欧米のカーエレクトロニクス分野を中心に数量が伸長するほか、キープロセスの内製化拡大による原価率の改善などが寄与する見通しとしている。なお、17年3月期連結決算は売上高375億4700万円(前の期比1.7%減)、営業利益66億6100万円(同1.4%増)だった。同時に、20年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、売上高で500億円、営業利益で100億円の達成を目指すとしている。

■サンフロンティア不動産 <8934>  1,116円  +97 円 (+9.5%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は12%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。サンフロンティア不動産 <8934> が5月9日大引け後(17:50)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比26.6%増の88.9億円になり、18年3月期も前期比12.4%増の100億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、9期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を28円→30円(前の期は25円)に増額し、今期も前期比2円増の32円に増配する方針とした。
  ⇒⇒サンフロンティア不動産の詳しい業績推移表を見る

■三菱自動車工業 <7211>  773円  +66 円 (+9.3%)  本日終値
 三菱自動車<7211>は大幅反発。同社は9日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は2兆円(前期比4.9%増)、営業利益は700億円(同13.7倍)、最終損益は680億円の黒字(前期1985億2400万円の赤字)を見込んでいる。今3月期のグローバル販売台数は、前期比11%増の102万9000台を見込んでいる。新型コンパクトSUVの世界戦略車「エクリプス クロス」や、インドネシア生産の「小型クロスオーバーMPV」投入が拡販に寄与する。地域別では、中国が合弁会社での生産能力向上とディーラー網拡充の両輪で力強く牽引するほか、昨年後半からの日本の回復も成長を後押しする。さらに、燃費不正問題に伴う補償費用がなくなり、最終損益が改善する。また、今期の想定為替レートは1ドル=105円と前期実績に比べ4円円高に設定した。なお、17年3月期連結決算は売上高1兆9066億3200万円(前の期比15.9%減)、営業利益51億1800万円(同96.3%減)、最終損益1985億2400万円の赤字(前の期725億7500万円の黒字)だった。

■ベネッセHD <9783>  3,880円  +320 円 (+9.0%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は91%増益へ」が好感された。ベネッセホールディングス <9783> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比36.5%減の55.4億円に落ち込んだが、18年3月期は前期比91.2%増の106億円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ベネッセHDの詳しい業績推移表を見る

■武蔵精密工業 <7220>  3,020円  +246 円 (+8.9%)  本日終値
 武蔵精密工業<7220>が後場急伸。午後1時40分ごろに発表した18年3月期連結業績予想で、売上高2130億円(前期比18.0%増)、営業利益130億円(同16.4%増)、純利益78億円(同23.5%増)と2ケタ増益を見込むことに加えて、年間配当を前期比2円増の54円を予定していることが好感された。前期に買収した独HAYグループの業績がフルに寄与することに加えて、シナジーの実現が業績を押し上げる見通し。想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=115円としている。なお、17年3月期連結決算は売上高1805億2200万円(前の期比9.8%増)、営業利益111億6600万円(同16.7%減)、純利益63億1500万円(同7.2%減)だった。同時に、アイシン・エイ・ダブリュ(愛知県安城市)からのトランスミッション部品の受注や、中国BYD自動車(広東省)からの足回り部品の受注、インドネシアのアストラ・ホンダ・モーター社(ジャカルタ市)からのトランスミッション部品・エンジン部品の受注なども発表しており、今後の業績への寄与も期待されているようだ。

■第一精工 <6640>  1,870円  +147 円 (+8.5%)  本日終値
 9日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。第一精工 <6640> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は4800万円の黒字(前年同期は7億2600万円の赤字)に浮上したが、1-6月期(上期)計画の5億5000万円に対する進捗率は8.7%にとどまり、5年平均の68.3%も下回った。
  ⇒⇒第一精工の詳しい業績推移表を見る

■あらた <2733>  3,355円  +245 円 (+7.9%)  本日終値
 9日に決算を発表。「今期経常は6%増で14期ぶり最高益、5円増配へ」が好感された。あらた <2733> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比35.0%増の78.4億円に拡大し、18年3月期も前期比5.8%増の83億円に伸びを見込み、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒あらたの詳しい業績推移表を見る

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