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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):レック、ゼンリン、ベネ・ワン

レック <日足> 「株探」多機能チャートより
■レック <7874>  2,861円  +500 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 8日、レック <7874> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比5.1倍の35.2億円に急拡大して着地。続く18年3月期も前期比7.8%増の38億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はベビー・キッズ用品や清掃用品を中心に販売が好調だったうえ、生産性向上やコスト削減を進めたことで採算も大きく改善した。今期も引き続き新製品開発に注力し、キャラクター製品やアイデア製品などの高付加価値品を投入、20期連続の増収を目指す。業績好調に伴い、前期の年間配当を46円→49円(前の期は40円)に増額し、今期は27円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は10.2%増配とする方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■ポラテクノ <4239>  778円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 ポラテクノ<4239>がストップ高。同社は8日、有機ELディスプレー用ブルー光高透過偏光板の開発に成功したと発表。これが材料視されているようだ。同社は有機ELディスプレーの発光効率の課題を解決するため、新規高性能色素と配向技術により、ブルー光の透過性能を大幅に向上させた染料系偏光板を開発。この染料系偏光板は、有機ELディスプレーの低消費電力化や長寿命化に加え、車載ディスプレーのような高耐久用途への展開にも貢献できるとしている。

■ゼンリン <9474>  2,441円  +263 円 (+12.1%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 ゼンリン<9474>が急騰。同社が8日取引終了後に発表した17年3月期の連結最終利益は前の期比53%増の24億6200万円と高水準の伸びをみせたほか、18年3月期についても前期比9.7%増の27億円と2ケタ近い伸長を予想している。カーナビ向けデータ販売が好調で収益を牽引、官民を挙げて開発が進む自動運転システム分野でも中核銘柄の一社に位置づけられ、既に開発案件受託が業績に反映されており、中期成長力に対する期待も大きい。

■ベネフィット・ワン <2412>  3,950円  +370 円 (+10.3%)  本日終値
 7日、ベネフィット・ワン <2412> [東証2]が決算を発表。17年3月期の連結経常利益が前の期比32.8%増の57.2億円に拡大して着地。続く18年3月期も前期比21.4%増の69.5億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も働き方改革の進展を追い風に、主力の福利厚生代行サービスの受注が伸びるほか、健診・指導を手掛けるヘルスケア事業の拡大なども寄与し、18.7%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を43円→48円(前の期は33.5円)に増額し、今期も前期比9円増の57円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■図研 <6947>  1,522円  +122 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 図研<6947>が急伸、2006年2月以来約11年ぶりとなる1500円台を回復した。プリント基板用CAD・CAMシステムの総合メーカーで欧州や米国、中国など海外の需要を開拓し業績は好調に推移している。前日に発表した17年3月期連結決算は営業利益が15億9600万円(前の期比2.1倍)、最終利益12億600万円(同4.5倍)と高変化を示したが、18年3月期は、売上高が240億円(前期比8.1%増)とトップラインが伸び、つれて営業利益も19億円(同19.0%増)と2割近い増益を見込む。19年3月期は営業利益段階で26億円を想定しており、中期成長に対する期待も大きい。

■ワールドHD <2429>  2,380円  +182 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は11%増益で着地」が好感された。ワールドホールディングス <2429> が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比10.6%増の18.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の21億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の48.2%も上回った。
  ⇒⇒ワールドHDの詳しい業績推移表を見る

■船井総研HD <9757>  2,435円  +186 円 (+8.3%)  本日終値
 船井総研ホールディングス <9757> が4連騰し、連日で上場来高値を更新した。同社は8日に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比42.8%増の14億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースの過去最高益を41四半期ぶりに更新した。主力とする住宅・不動産業界を中心に中小企業向け経営コンサルティングの受注件数が大きく伸びたことが寄与。上期計画の19.5億円に対する進捗率は71.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■EIZO <6737>  4,065円  +305 円 (+8.1%)  本日終値
 EIZO<6737>が大幅高で新値街道。パソコン向けや娯楽機器向けに高品質モニターを製造販売、医療向けにも実績を持ち、業績は好調に推移している。8日に発表した17年3月期の売上高は782億8400万円(前の期比4.5%増)、経常利益71億500万円(同24.7%増)と好調だったが、18年3月期も売上高が790億円(前期比0.9%増)と増収を確保する見通しで、経常利益も75億円(同5.6%増)と続伸を見込んでいる。また、株主還元に前向きで毎期増配を続けていることは注目され、18年3月期は前期比10円増配の90円を計画、これも買いの根拠となっている。

■アウトソーシング <2427>  4,690円  +325 円 (+7.5%)  本日終値
 アウトソーシング<2427>が大幅高で8連騰、年初来高値を更新した。同社は8日取引終了後、17年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表。売上収益は502億3800万円(前年同期比2倍)、営業利益は15億2000万円(同2.4倍)、最終利益は6億2100万円(同11.1倍)と高変化を示した。有効求人倍率が26年ぶりに1.45倍を記録するなど、企業の求人需要は旺盛で、メーカーだけでなくITや建設、コンビニエンスストアなどのサービス業でも、人材サービス関連業界の活用ニーズが高い。自動車メーカー向けエンジニア派遣を手掛ける同社も良好な収益環境を享受しており、株価面でも見直し買いが続いている。

■丸和運輸機関 <9090>  2,974円  +205 円 (+7.4%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は8%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。丸和運輸機関 <9090> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比18.6%増の46.1億円になり、18年3月期も前期比8.5%増の50億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、4期連続増益になる。
  ⇒⇒丸和運輸機関の詳しい業績推移表を見る

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