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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:レック、ゼンリン、アウトソシン

レック <日足> 「株探」多機能チャートより
■レック <7874>  2,690円  +329 円 (+13.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 8日、レック <7874> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比5.1倍の35.2億円に急拡大して着地。続く18年3月期も前期比7.8%増の38億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はベビー・キッズ用品や清掃用品を中心に販売が好調だったうえ、生産性向上やコスト削減を進めたことで採算も大きく改善した。今期も引き続き新製品開発に注力し、キャラクター製品やアイデア製品などの高付加価値品を投入、20期連続の増収を目指す。業績好調に伴い、前期の年間配当を46円→49円(前の期は40円)に増額し、今期は27円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は10.2%増配とする方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■ゼンリン <9474>  2,411円  +233 円 (+10.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ゼンリン<9474>が急騰。同社が8日取引終了後に発表した17年3月期の連結最終利益は前の期比53%増の24億6200万円と高水準の伸びをみせたほか、18年3月期についても前期比9.7%増の27億円と2ケタ近い伸長を予想している。カーナビ向けデータ販売が好調で収益を牽引、官民を挙げて開発が進む自動運転システム分野でも中核銘柄の一社に位置づけられ、既に開発案件受託が業績に反映されており、中期成長力に対する期待も大きい。

■アウトソーシング <2427>  4,790円  +425 円 (+9.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 アウトソーシング<2427>が大幅高で8連騰、年初来高値を更新している。同社は8日取引終了後、17年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表。売上収益は502億3800万円(前年同期比2倍)、営業利益は15億2000万円(同2.4倍)、最終利益は6億2100万円(同11.1倍)と高変化を示した。有効求人倍率が26年ぶりに1.45倍を記録するなど、企業の求人需要は旺盛で、メーカーだけでなくITや建設、コンビニエンスストアなどのサービス業でも、人材サービス関連業界の活用ニーズが高い。自動車メーカー向けエンジニア派遣を手掛ける同社も良好な収益環境を享受しており、株価面でも見直し買いが続いている。

■EIZO <6737>  4,110円  +350 円 (+9.3%)  11:30現在
 EIZO<6737>が大幅高で新値街道。パソコン向けや娯楽機器向けに高品質モニターを製造販売、医療向けにも実績を持ち、業績は好調に推移している。8日に発表した17年3月期の売上高は782億8400万円(前の期比4.5%増)、経常利益71億500万円(同24.7%増)と好調だったが、18年3月期も売上高が790億円(前期比0.9%増)と増収を確保する見通しで、経常利益も75億円(同5.6%増)と続伸を見込んでいる。また、株主還元に前向きで毎期増配を続けていることは注目され、18年3月期は前期比10円増配の90円を計画、これも買いの根拠となっている。

■ベネフィット・ワン <2412>  3,865円  +285 円 (+8.0%)  11:30現在
 7日、ベネフィット・ワン <2412> [東証2]が決算を発表。17年3月期の連結経常利益が前の期比32.8%増の57.2億円に拡大して着地。続く18年3月期も前期比21.4%増の69.5億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も働き方改革の進展を追い風に、主力の福利厚生代行サービスの受注が伸びるほか、健診・指導を手掛けるヘルスケア事業の拡大なども寄与し、18.7%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を43円→48円(前の期は33.5円)に増額し、今期も前期比9円増の57円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■ワールドHD <2429>  2,372円  +174 円 (+7.9%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は11%増益で着地」が好感された。ワールドホールディングス <2429> が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比10.6%増の18.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の21億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の48.2%も上回った。
  ⇒⇒ワールドHDの詳しい業績推移表を見る

■図研 <6947>  1,504円  +104 円 (+7.4%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「今期経常は27%増益へ」が好感された。図研 <6947> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の15.7億円に急拡大し、18年3月期も前期比27.3%増の20億円に伸びる見通しとなった。5期連続増収になる。
  ⇒⇒図研の詳しい業績推移表を見る

■丸和運輸機関 <9090>  2,960円  +191 円 (+6.9%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「今期経常は8%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。丸和運輸機関 <9090> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比18.6%増の46.1億円になり、18年3月期も前期比8.5%増の50億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、4期連続増益になる。
  ⇒⇒丸和運輸機関の詳しい業績推移表を見る

■船井総研HD <9757>  2,373円  +124 円 (+5.5%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は43%増益で着地」が好感された。船井総研ホールディングス <9757> が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比42.8%増の14億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の19.5億円に対する進捗率は71.8%に達し、5年平均の50.2%も上回った。
  ⇒⇒船井総研HDの詳しい業績推移表を見る

■ニチアス <5393>  1,299円  +64 円 (+5.2%)  11:30現在
 8日、ニチアス <5393> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.21%にあたる300万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月9日から7月31日まで。同時に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前期比0.7%増の199億円で3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったほか、今期の年間配当を前期比2円増の28円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■薬王堂 <3385>  3,190円  +145 円 (+4.8%)  11:30現在
 8日、東北地盤のドラッグストア、薬王堂 <3385> が月次営業速報を発表。4月の既存店売上高が前年同月比8.4%増に伸びたことが買い材料視された。月次ベースでの前年比プラスは25ヵ月連続となる。客数5.6%増、客単価2.6%増とともに伸び大幅増収に貢献した。なお、全店売上高は同14.9%増だった。18年2月期の売上高は前期比10.8%増の830億円と17期連続増収を目指している。

■ドンキHD <7532>  4,275円  +165 円 (+4.0%)  11:30現在
 SMBC日興証券が8日付でドンキホーテホールディングス <7532> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を4800円→5100円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、前年同期比3%減益だった第2四半期に対し第3四半期は実質19%増益と急回復しており、印象はポジティブと指摘。業務改革、パート戦力化が進み既存店の人件費が大幅に減少。また、宝飾品の在庫処分も進展し、今後の粗利率反転が期待できると評価している。

■リンナイ <5947>  9,850円  +340 円 (+3.6%)  11:30現在
 リンナイ<5947>が急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午前10時40分に、18年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを370億円(前期比8.6%増)としたほか、年間配当を前期比4円増配の90円とする計画を示した。売上高予想は3400億円(同3.0%増)。国内ではハイブリッド給湯・暖房システム「エコワン」や高効率給湯器「エコジョーズ」シリーズなど環境・省エネに優れた商品の販売を強化するほか、海外では中国や米国でのガス給湯器や、アジア諸国での厨房機器などの販売を拡大するとしている。

■イマジカロボ <6879>  772円  +26 円 (+3.5%)  11:30現在
 8日、イマジカ・ロボット ホールディングス <6879> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→20億円に42.9%上方修正。増益率が84.2%増→2.6倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。映像技術サービス事業や映像ソフト事業で受注が好調だったことが寄与。コスト削減による採算改善も利益を押し上げた。

■日医工 <4541>  1,853円  +45 円 (+2.5%)  11:30現在
 7日、日医工 <4541> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の57億円→84億円に47.4%上方修正。減益率が53.6%減→31.6%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。国内後発医薬品市場の伸び鈍化を受けて売上は計画を下回ったものの、販管費の抑制に加え、想定以上の円安進行による為替差損の減少が利益を押し上げた。

■ニューテック <6734>  1,654円  +600 円 (+56.9%) ストップ高   11:30現在
 ニューテック<6734>は4日連続のストップ高で新値追い。同社は4月28日に、最新技術のNCQ(SATA I/FのHDDパフォーマンスを向上させる技術)などに対応したミラーリングカード「Kiteシリーズ」を6月1日に発売すると発表。これをきっかけに人気化している。また、前日8日には、5月20~25日にかけて幕張メッセで開催される「日本地球惑星科学連合2017年大会」に出展すると発表しており、新たな買い手掛かりとなっているもよう。なお、出展内容は、データ解析用途に適した低コスト、大容量、ストレージ製品と、高CPUパワー、大容量ストレージサーバーを予定している。

■サニックス <4651>  242円  +50 円 (+26.0%) ストップ高   11:30現在
 サニックス<4651>が急伸し、年初来高値を更新した。同社は8日取引終了後に、前17年3月期通期の連結業績予想を修正。営業損益は従来予想の6億円の黒字から、10億3000万円の黒字(前の期は22億2900万円の赤字)に引き上げた。売上高は前の期比17.7%減の509億5000万円(従来予想は466億7000万円)になったようだと発表した。太陽光発電システムの受注が好調に推移し、同システム施工の件数も当初計画を上回ったことが主な要因だとしている。

■ 明治機械 <6334>  429円  +80 円 (+22.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 明治機械<6334>がストップ高買い気配。同社は食品製造プラントなどを手掛けるが、業界の工場集約化に伴うプラント工事需要が収益に追い風となっている。9日寄り付き前に18年3月期の連結業績予想を発表、売上高は87億1200万円(前期比32.3%増)、営業利益は7億2700万円(同93.4%増)、最終利益は5億1300万円(同47.0%増)を見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。なお、17年3月期連結決算は売上高65億8300万円(前の期比9.3%増)、営業利益3億7600万円(同3倍)、最終利益3億4900万円(同2.6倍)だった。

■シーシーエス <6669>  1,646円  +300 円 (+22.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 シーシーエス <6669> [JQ] がストップ高買い気配で年初来高値を更新した。同社は8日に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が4.3億円となり、四半期ベースの過去最高益を11四半期ぶりに更新したことが買い材料視された。主力の電子・電気・半導体向けLED検査用照明が拡大したほか、新規事業であるUV、美術館・博物館向けの伸長やアグリバイオ用照明の大型案件も寄与した。第1四半期業績だけで通期計画の9.1億円に対する進捗率が47.8%に達しており、通期業績の上振れも期待される。

●ストップ高銘柄
 エムジーホーム <8891>  713円  +100 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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