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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アイスタイル、JUKI、田辺三菱

アイスタイル <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイスタイル <3660>  1,035円  +124 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 アイスタイル<3660>が3日続伸し、年初来高値更新。2日の取引終了後、17年6月期の連結業績予想の修正を発表し、最終利益を8億5400万円から10億5000万円(前期比17.6%減)へ上方修正したことが好感された。投資有価証券の売却益2億8300万円を特別利益として計上したためとしている。なお、売上高は186億900万円(同30.3%増)、営業利益は14億5000万円(同17.2%減)で据え置いた。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は売上高132億6500万円(前年同期比25.0%増)、営業利益11億3500万円(同15.7%減)、最終利益8億5200万円(同16.2%減)だった。同時に株主優待制度の変更を発表した。化粧品のECサイト「アットコスメ ショッピング」限定で利用できる優待券を従来の4800円相当から6400円相当へ拡充するとしている。

■JUKI <6440>  1,544円  +164 円 (+11.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 2日、JUKI <6440> が決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比2.7倍の22.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。アジアでアパレル向け工業用ミシンの販売が低迷し減収となったものの、採算を重視した選別受注やコスト削減に加え、円安で為替差損益が改善したことが利益を押し上げた。併せて、非開示だった上期の同利益は前年同期比4.6倍の28億円に拡大する見通しを示した。

■EPSホールディングス <4282>  1,672円  +157 円 (+10.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 2日、EPSホールディングス <4282> が決算を発表。17年9月期上期(16年10月-17年3月)の連結経常利益が前年同期比21.3%増の47.7億円に伸び、従来の18.7%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。治験施設支援や臨床試験受託の案件が順調に進んだことが寄与。綜合臨床HDの統合効果や、プロジェクト管理の徹底なども増益に貢献した。通期計画の65億円に対する進捗率は73.4%に達しており、通期業績の上振れを期待する買いが向かった。

■TOA <6809>  1,059円  +96 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 2日、TOA <6809> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比16.1%減の30.4億円になったものの、続く18年3月期は前期比21.7%増の37億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期は国内におけるセキュリティ機器の販売減少や、鉄道車両用放送設備の納入遅れなどが響き大幅減益となった。今期は世界5地域で多くの音響設備の新商品を投入し、10.6%の増収を見込む。

■田辺三菱製薬 <4508>  2,507円  +221 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 田辺三菱製薬<4508>は大幅高で4連騰。同社は8日、米国食品医薬品局(FDA)から、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬であるラジカヴァ(日本製品名:ラジカット、一般名:エダラボン)を適応症とする承認を取得したことを発表、これによる業績拡大期待から買いが集中した。ALSは、運動神経が選択的に変性・消失し、四肢、顔、呼吸筋などの全身の筋力低下と筋萎縮が進行性に起こる原因不明の神経変性疾患で、米国では、毎年5000~6000人がALSと診断されている。同社の販売子会社であるMT ファーマ アメリカが販売を行う。

■ペプチドリーム <4587>  6,200円  +430 円 (+7.5%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>が急騰。この日、一部の証券会社のアナリストリポートで先週、同社の共同研究開発先である米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)社のホームページ上の開発パイプラインから第1相臨床試験の開発品が削除されたことで、同社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトの開発が中止された、または「少なくとも、開発優先順位は低下した」とするリポートがリリースされたことに対する窪田規一社長のコメントを発表しており、これを好材料視する買いが入っている。コメントによると、アナリストリポートでBMS社がホームページから削除したと話題になった第1相臨床試験の開発品は、同社とBMS社との共同研究機開発プロジェクトではないという。また、プロジェクトの開発を中止・解除する場合は、事前に通知する旨の契約がBMS社と締結されており、同社が認知しない状況でプロジェクトの開発が中止されることはないとしている。

■アダストリア <2685>  2,986円  +177 円 (+6.3%)  本日終値
 アダストリア<2685>が大幅3日続伸。2日の取引終了後、4月度の国内月次売上高を発表しており、既存店売上高は前年同月比6.4%増と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。全国的に好天に恵まれ、春物を中心に順調に売り上げを伸ばした。アイテム別では、シャツ、ブラウス、ジャケット類が売り上げの中心となり、一方、ブランド別では、ニコアンド、スタディオクリップ、グローバルワーク、ベイフローなどが牽引した。

■アクシアル <8255>  4,470円  +235 円 (+5.6%)  本日終値
 2日に決算を発表。「今期経常は1%増で5期連続最高益、前期配当を4円増額・今期も68円継続へ」が好感された。アクシアル リテイリング <8255> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比6.4%増の91.8億円になり、18年3月期も前期比1.3%増の93億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。26期連続増収、5期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を64円→68円(前の期は58円)に増額し、今期も68円を継続する方針とした。
  ⇒⇒アクシアルの詳しい業績推移表を見る

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