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【注目】前週末2日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

セプテニHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■セプテニHD <4293>  351円 (-47円、-11.8%)

 セプテーニ・ホールディングス <4293> [JQ] が急反騰。同社は5月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。「上期税引き前が42%減益で着地・1-3月期も57%減益」が嫌気された。17年9月期第2四半期累計(16年10月-17年3月)の連結税引き前利益は前年同期比41.7%減の12.3億円に落ち込んだ。

■ジャパンディスプレイ <6740>  229円 (-15円、-6.2%)

 東証1部の下落率4位。ジャパンディスプレイ <6740> が続急落。1日取引終了後、17年3月期の最終損益は317億円の赤字(前の期は318億4000万円の赤字)となる見通しだと発表した。同社の最終赤字は3期連続。為替変動に伴う差損が発生したほか、構造改革に伴う影響などを考慮し繰延税金資産の取り崩しに伴う損失も計上する。配当は無配とする。ドイツ証券は1日、同社のレーティングの「ホールド」を継続したが、印象は「ネガティブ」としている。

■ロイヤルHD <8179>  2,167円 (-44円、-2.0%)

 ロイヤルホールディングス <8179> が反落。1日取引終了後、17年12月期の第1四半期(1-3月)連結決算を発表し、売上高は320億9000万円(前年同期比変わらず)、営業利益は9億7300万円(同6.3%増)、最終利益は4億7500万円(同8.7%増)だったが、4月中旬以降は上昇局面にあったことから2日は利益確定売りに押された。外食事業では、営業時間を短縮したロイヤルホスト事業が底堅く推移したが、閉店による減収が生じたことに加え、その他既存店の減益を補うまでには至らず減収減益となった。ただ、コントラクト事業と機内食事業はインバウンドが好調に推移し業績に寄与したほか、ホテル事業では前期開業ホテルが計画通り進捗し、既存ホテルも高稼働率を維持したことで増収増益を確保した。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高1335億円(前期比0.4%増)、営業利益56億円(同7.2%増)、最終利益29億円(同22.0%増)を見込んでいる。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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