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【通貨】来週の為替相場見通し=米小売売上高や韓国大統領選を注視

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、韓国大統領選の結果や米小売売上高を注視する展開となりそうだ。

 この週は、東京市場はゴールデンウィーク(GW)の谷間で1日と2日の2日間のみの取引だった。ただ、日本のGW期間中も海外市場は開いており、状況次第では連休中に値が飛ぶ展開もあり得る。このなか、2~3日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は金融政策の現状維持が見込まれているほか、7日のフランス大統領選挙の第2回投票も独立系候補のマクロン氏優勢とみられており、ともに大きな波乱はない見通しだ。最大の焦点は、5日の米4月雇用統計で、その結果次第で来週の相場のセンチメントは決まりそうだ。もっとも、ドル円相場が1ドル=112円に乗せるなか、全体相場の基調は強含みが予想される。

 来週は9日に韓国大統領選の投開票があり、その結果が北朝鮮絡みの地政学リスクにどう影響するかが関心を集めよう。経済指標では8日の中国4月貿易収支のほか、特に12日の米4月小売売上高や同消費者物価指数が注目されそうだ。また、11日から13日にかけて主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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