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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ヤマハ、島精機、GMO-PG

ヤマハ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤマハ <7951>  3,630円  +535 円 (+17.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ヤマハ<7951>は急騰。同社は1日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を発表した。売上高は4270億円(前期比4.6%増)、営業利益は485億円(同9.5%増)、最終利益は390億円(同16.5%減)を見込んでいる。楽器事業では、中国でポータブルキーボードなどが好調に推移することが予想されるのに加え、音響機器事業では、業務用音響機器、音響設備工事の販売、ICT(情報通信)機器の拡大が見込まれている。なお、17年3月期連結決算は売上高4082億4800万円(前の期比6.3%減)、営業利益443億200万円(同8.9%増)、最終利益467億1900万円(同43.2%増)だった。

■島精機製作所 <6222>  4,805円  +700 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 1日、島精機製作所 <6222> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の100億円に伸び、従来予想の80億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比49.4%増の150億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れは昨年11月以降の円安進行で為替差損が縮小したことが主因。今期は主力のアジアを中心に生産効率の高いコンピュータ横編機の販売が伸び、16.9%の大幅増収を見込む。前提為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=120円に設定した。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の50円に増配する方針を示したことも支援材料となった。

■GMO-PG <3769>  5,620円  +700 円 (+14.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>はストップ高。ネット決済事業が好調で収益拡大が加速している。1日取引終了後、17年9月期第2四半期累計の連結決算を発表、売上高99億9200万円(前年同期比74.4%増)、営業利益25億3600万円(同35.0%増)と高い伸びを示したことでこれを好感する買いを呼び込んだ。また、17年9月期通期の連結業績予想については売上高を187億6700万円から203億7000万円(前期比68.2%増)へ大幅上方修正している。

■澁谷工業 <6340>  3,385円  +375 円 (+12.5%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 1日、澁谷工業 <6340> が17年6月期の連結経常利益を従来予想の64.5億円→84億円に30.2%上方修正。増益率が5.7%増→37.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。パッケージプラントをはじめ各事業分野で販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。原価低減の進展や工場稼働率の向上による採算改善も利益を押し上げる。

■ドリコム <3793>  1,645円  +146 円 (+9.7%)  本日終値
 ドリコム<3793>が大幅続伸で新値追い。同社は1日、スマホ向けRPG「フルボッコヒーローズX」が600万ダウンロードを突破したと発表。これが買い手掛かりとなったもよう。また、今春に配信を予定しているスマホ向けゴルフゲーム「みんゴル」への期待感なども高まっているようだ。

■三井海洋開発 <6269>  2,552円  +208 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 三井海洋開発<6269>は大幅反発。同社は1日取引終了後、17年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表。売上高は501億6200万円(前年同期比5.3%減)、営業利益は23億2700万円(同30.8%増)、最終利益は25億4000万円(同27.8%減)だった。第1四半期の営業利益が大幅増益となったのは、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の建造工事が進捗していることによる。なお、業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高1900億円(前期比17.4%減)、営業利益150億円(同16.8%減)、最終利益180億円(同14.3%減)を見込んでいる。

■Jフロント <3086>  1,653円  +62 円 (+3.9%)  本日終値
 J.フロント リテイリング<3086>が5日ぶり反発。1日の取引終了後に発表した4月度の売上速報で、百貨店事業の合計売上高は前年同月比1.1%増となったことが好感された。美術・宝飾品が対前年マイナスとなったものの、気温の上昇とともに婦人のシャツ、ブラウスなどが動いたことに加え、訪日外国人による化粧品、ラグジュアリーブランドの免税売り上げが伸長したことが寄与したという。

■中部飼料 <2053>  1,371円  +47 円 (+3.6%)  本日終値
 中部飼料<2053>が大幅続伸し、上場来高値更新。この日の午後2時ごろ、18年3月期の連結業績予想を発表し、売上高は1745億円(前期比2.0%増)、営業利益は48億円(同0.4%増)、最終利益は35億円(同2.2%増)と、最高益更新を見込むことが好感されている。新製品および差別化飼料の開発・製造・販売を推進していく。また、日本ハム<2282>や伊藤忠商事<8001>との資本・業務提携を生かして売り上げ拡大を図るとしている。なお、17年3月期連結決算は売上高1710億5400万円(前の期比0.5%増)、営業利益47億7800万円(同39.6%増)、最終利益34億2300万円(同31.2%増)だった。

■アンリツ <6754>  915円  +29 円 (+3.3%)  本日終値
 アンリツ<6754>が売買代金増勢のなか上昇、ここ物色人気が再燃している。あらゆるものがネットと接続されるIoT時代の到来で、膨大な通信データ量に対応した次世代通信インフラとして5G(第5世代通信規格)が注目されている。安倍政権では東京オリンピック開催年の2020年には5Gの商用サービスを開始する青写真があり、これにあわせ今夏にも総務省は同周波数帯についてとりまとめる方針が伝わっている。同社は移動体通信用計測器で世界上位の実力を有しており、5G関連の特需を取り込む可能性から注目度が高まっている。4月27日に発表された18年3月期の業績見通しは売上高が910億円(前期比3.8%増)、営業利益は44億円(同3.9%増)を見込んでおり、業績回復局面入りが予想されているが、それ以上に中期的な成長ポテンシャルの高さから、市場ではファンド系資金などの継続的な実需買いを指摘する声もある。

■よみうりランド <9671>  443円  +13 円 (+3.0%)  本日終値
 1日、よみうりランド <9671> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→26.2億円に45.6%上方修正。減益率が36.9%減→8.2%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。競馬場や遊園地で新規施設が稼働したことで売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の向上や経費削減に努めたことも利益を押し上げた。

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