【市況】NY株式:ダウは27ドル安、FOMCを控えて小動き
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は27.05ドル安の20913.46、ナスダックは44.00ポイント高の6091.60で取引を終了した。米議会の与野党幹部が9月末までの会計予算案で合意し、政府機関閉鎖への懸念後退から買いが先行。ハイテク株を中心に買いが広がったものの、原油安に加えてインフレ指標の一つであるPCEコア指数が前月から減少し、4月ISM製造業景況指数が予想を下振れた。また、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいと思惑から手控えムードとなり、終日上値の重い展開となった。ナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や銀行が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや電気通信サービスが下落した。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はニュース配信でブルームバーグとの提携が報じられ、上昇。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は負債を2.2億ドル削減したと発表し、堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、決算を明日に控えて増配や自社株買いの拡大への期待から、買われた。衛星テレビのディッシュ・ネットワーク(DISH)や、ヘルスケアサービスのカーディナル・ヘルス(CAH)は決算内容が嫌気され、軟調推移となった。
半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はマーケット終了後に1-3月期決算を発表、一株損失は予想に一致したものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
《TM》
提供:フィスコ