【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 島精機、コムチュア、ポーラHD (1日大引け後 発表分)
島精機 <日足> 「株探」多機能チャートより
1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
島精機 <6222> ★前期経常が上振れ着地・今期は49%増益、5円増配へ
◆17年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の100億円に伸び、従来予想の80億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比49.4%増の150億円に拡大する見通しとなった。前期上振れは昨年11月以降の円安進行で為替差損が縮小したことが主因。今期は主力のアジアを中心に生産効率の高いコンピュータ横編機の販売が伸び、16.9%の大幅増収を見込む。前提為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=120円に設定した。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の50円に増配する方針を示した。
コムチュア <3844> ★今期経常は10%増で6期連続最高益、11円増配へ
◆17年3月期の連結経常利益は前の期比19.1%増の15.4億円で着地。続く18年3月期も前期比10.2%増の17億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウド、ビッグデータ関連の旺盛なシステム投資需要を背景に、金融機関向けソリューションサービスなどの受注が拡大、3期連続の2ケタ増収増益を見込む。
業績好調に伴い、前期の期末配当を23円(年間配当は77円)実施するとし、今期は前期比11円増の88円に増配する方針とした。配当利回りは2.27%に上昇した。
ポーラHD <4927> ★1-3月期(1Q)経常は2.6倍増益、通期を上方修正
◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の89.5億円に急拡大して着地。主力のPOLAブランドで1月に発売した、しわ改善薬用化粧品「リンクルショット メディカル セラム」の販売が好調だったことが寄与。
第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の310億円→335億円に8.1%上方修正。増益率が14.0%増→23.2%増に拡大し、従来の11期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
渋谷工 <6340> ★今期経常最高益予想を30%上乗せ
◆17年6月期の連結経常利益を従来予想の64.5億円→84億円に30.2%上方修正。増益率が5.7%増→37.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。パッケージプラントなどの販売が堅調に推移する中、原価低減の進展や工場稼働率の向上による採算改善が利益を押し上げる。
株探ニュース