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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オプトHD、日本ライフL、東エレク

オプトHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■オプトホールディング <2389>  1,362円  +300 円 (+28.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 オプトホールディング<2389>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は4月28日取引終了後に、17年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は10億9300万円(前年同期比23.0%増)となり、通期計画24億円に対する進捗率は45.5%に達した。売上高は208億8600万円(同12.6%増)で着地。アドネットワークやインフィード広告の売り上げが好調で、主力のマーケティング事業の売上高が204億100万円(同12.2%増)に伸びたことが寄与した。なお、通期業績見通しは従来計画を据え置いている。

■日本ライフライン <7575>  2,737円  +500 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 4月28日、日本ライフライン <7575> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の80.1億円に急拡大し、従来予想の69.3億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比19.9%増の96億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も主力のEPカテーテルや外科関連機器などオンリーワン製品を中心に販売を伸ばし、12.5%の大幅増収を見込む。前期は公定価格の改定で医療機器の価格が引き下げられたが、今期はこの影響がないこともプラスに働く。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7.5円増の37.5円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■富士機工 <7260>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 4月28日、富士機工 <7260> に対してジェイテクト <6473> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を23.3%上回る1株740円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買い付け期間は国内外の競争法に基づく必要な手続きが終わり次第決定する。

■ショーワ <7274>  1,100円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位
 ショーワ<7274>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は4月28日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を発表。営業損益見通しは190億円の黒字(前期は32億6300万円の赤字)に浮上し、2期ぶりに復配(20円)する計画を示したことが好感されたようだ。売上高予想は2570億円(前期比1.0%減)。ステアリング製品の売り上げ増を見込むも、為替の影響で小幅減収になるとみている。一方、製品保証引当金繰入額の減少が営業利益を押し上げる見通し。なお、今期の想定為替レートは1ドル=105円(前期は108円)、1人民元=15.2円(同16.1円)としている。

■テイ・エス テック <7313>  3,355円  +432 円 (+14.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率6位
 ホンダ系4輪シート部品大手のテイ・エス テック <7313> が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を約4ヵ月ぶりに更新した。同社は4月28日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年3月期の連結税引き前利益は前の期比12.2%減の357億円になったが、続く18年3月期は前期比15.9%増の415億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。米州部門とアジア・欧州部門で収益が回復することが今期増益の要因となる。米州では主力のホンダ向けの受注拡大や原価低減の進展、アジア・欧州では前期に発生した新機種モデルへの切替費用の解消などで収益が好転する見込み。なお、前提となる為替レートは1ドル=108円に設定した。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の76円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■イトーキ <7972>  809円  +102 円 (+14.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 イトーキ<7972>は後場一段高で年初来高値更新。同社は4月28日取引終了後、17年12月期の第1四半期(1~3月)連結決算を発表した。売上高は314億6600万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は31億3300万円(同37.7%増)、最終利益は21億9500万円(同41.5%増)だった。第1四半期にも関わらず、通期営業利益予想の34億円に対する進捗率は92.1%に達していることから買い人気を集めているようだ。オフィス関連事業について、首都圏や都市部での新築需要、移転需要、リニューアル需要に対して、多様化するワークスタイルへの対応や、地球環境に配慮した製品を提供し、ソリューション型営業活動に努めた。なお、業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高1110億円(前期比9.2%増)、営業利益34億円(同21.4%増)、最終利益22億円(同15.3%増)を見込んでいる。

■伯東 <7433>  1,360円  +170 円 (+14.3%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 28日に決算を発表。「今期経常は66%増益へ」が好感された。伯東 <7433> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比30.8%減の19.8億円に落ち込んだが、18年3月期は前期比65.9%増の33億円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒伯東の詳しい業績推移表を見る

■東京エレクトロン <8035>  14,695円  +1,730 円 (+13.3%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 4月28日、東京エレクトロン <8035> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比32.0%増の1575億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比37.1%増の2160億円に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期もデータセンターやスマートフォン向けの旺盛な半導体需要を背景に、主力の半導体製造装置の販売が大きく伸び、22.5%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を305円→352円(前の期は237円)に増額し、今期も前期比145円増の497円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが21.3倍→13.1倍に急低下した一方、配当利回りは3.83%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本電気硝子 <5214>  772円  +81 円 (+11.7%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 28日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地」が好感された。日本電気硝子 <5214> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の59億円に急拡大し、1-6月期(上期)計画の80億円に対する進捗率は73.8%となった。
  ⇒⇒日本電気硝子の詳しい業績推移表を見る

■大阪チタ <5726>  1,825円  +191 円 (+11.7%)  本日終値
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>は急伸。前週末28日に発表された17年3月期業績は従来予想を上回り着地した。売上高は382億円の予想に対し391億8000万円(前の期比4.8%減)、純利益は1億円に対し5億7900万円(前の期88億4000万円の赤字)となった。円安効果に加え製造コストの削減が寄与し、収益は従来予想を上回った。未定としていた配当は年5円とする。18年3月期業績は、売上高が432億円(前期比10.3%増)、営業利益が27億円(同31.6%増)、最終利益が15億円(同2.6倍)を見込んでいる。配当予想は未定としている。

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