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【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、利益確定売りで上昇一服局面に

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 27日の東京株式市場は売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比83円安の1万9205円と反落。

 前日の欧州株は総じて堅調だったものの米国株市場は終盤になって値を消しNYダウなど主要指数が上昇一服となった。注目されたトランプ政権の税制改革案は法人税率の35%から15%への引き下げなど事前の想定に沿った内容にとどまりサプライズに乏しく、財源が不透明な点などに課題を残した。東京市場では前日までの4日間で日経平均が850円を超える上昇をみせており、目先利益確定の売り圧力が意識されやすい。外国為替市場でも足もと1ドル=111円台前半の推移と円安の流れが一服しており、これも買い手控えムードを誘う。きょう判明する日銀の金融政策決定会合の結果については現状維持との見方が強く、あまり材料視されない可能性が高い。ただ、押し目形成場面となれば日銀のETF買いが入る思惑があり、売り一巡後は下げ渋るケースも考えられる。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、空運、化学を除き安い。値下がりで目立つのは保険、証券、ゴム製品、倉庫、銀行など。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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