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【市況】<マ-ケット日報> 2017年4月26日

 26日の市場は日経平均が大幅に4日続伸。終値は前日比210円高の1万9289円で、先月21日以来、約5週間ぶりの高値をつけて引けた。日経平均の4連騰は今年初。米国の株高や税制改革(減税)への期待から外国人買いが広がりほぼ全面高の展開に。円相場も1ドル=111円台へ下落するなどリスクオンに近い状態が生まれている。日経平均はチャートの上でも75日移動平均線を上回り調整相場を脱してきた。

 昨日の米国市場は主要企業の好調な決算が相次ぎダウ平均は大幅続伸。3月3日以来およそ2カ月ぶりの高値をつけてきた。トランプ大統領の減税を含めた税制改革案(26日発表予定)への期待も後押しし、ダウ平均は一時2万1000ドルの大台へ乗せる場面もあった。ナスダック指数は連日で史上最高値を大幅更新。欧州ではドイツの株価指数が史上最高値を更新するなど世界的な株高の流れが強まっている。

 さて、好調な外部環境に後押しされて本日の東京市場は外国人買いが主導する強調展開となった。欧州政治リスク、北朝鮮の地政学リスクの後退も鮮明となり、素直に政策と好調な企業業績を買える状態に戻っている。東証1部の売買代金は今月7日以来の2.5兆円超え。日経平均は1カ月前まで居た年初来のレンジ(1万9000~9500円)にすっかり戻っており、危機モードから完全に脱してきた。(ストック・データバンク 編集部)

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