市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 三洋貿易、日電産、アーレスティ (25日大引け後 発表分)

三洋貿易 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 三洋貿易 <3176>   ★今期最高益予想を14%上乗せ、配当も8円増額
 ◆17年9月期上期(16年10月-17年3月)の連結経常利益を従来予想の19.5億円→29.7億円に52.3%上方修正。従来の17.9%減益予想から一転して25.0%増益を見込み、4期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。ゴム関連商品や自動車用部品、機械資材関連の販売が想定以上に伸びたことが寄与。
  併せて上期増額分を下回る形で、通期の連結経常利益も従来予想の43.5億円→49.5億円に13.8%上方修正。従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→58円(前期は49円)に増額修正した。予想PERが9.3倍→8.1倍に低下する一方、配当利回りが3.2%に上昇し、割安感が強まった。

 朝日ネット <3834>   ★前期経常を31%上方修正
 ◆17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→13.1億円に31.0%上方修正。減益率が25.6%減→2.5%減に縮小する見通しとなった。ネットワーク構築の設備投資や原価が想定を下回ったうえ、販売促進費を削減したことで採算が改善した。

 アーレスティ <5852>   ★前期経常を17%上方修正、配当も4円増額
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→61億円に17.3%上方修正。増益率が27.5%増→49.6%増に拡大する見通しとなった。自動車用ダイカストの販売が伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減や円安による採算改善なども上振れに貢献した。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の16円→20円(前の期は14円)に増額修正した。予想PERが7.3倍→5.6倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 日電産 <6594>   ★今期税引き前は11%増で5期連続最高益、5円増配へ
 ◆17年3月期の連結税引き前利益は前の期比21.4%増の1422億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比11.1%増の1580億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は家電・産業用モーターの新製品の販売好調や原価低減などで大幅増益を達成した。今期は車載用モーターなどの販売が伸び、2ケタ増収増益を見込む。なお、前提為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=110円に設定。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の90円に増配する方針とした。

 キヤノン電 <7739>   ★1-3月期(1Q)経常は2倍増益で着地
 ◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の29.2億円に急拡大して着地。レーザースキャナーユニットの新製品などの販売が伸び、コンポーネント部門の収益が拡大したことが寄与。原価低減や生産性向上に加え、円安による為替差損の減少も大幅増益に貢献した。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均